11月17〜18日の両日、日野町役場周辺で12時30分より日野筒鉄砲による演舞が披露されました。日野町では鉄砲保存研究会が大切に保存してこられた、古式ゆかしい鉄砲の空砲による発射が毎年行われています。
この鉄砲は火縄銃で1543年種子島にポルトガル人によって持ち込まれたものを、1555年蒲生氏の城下町であった日野ではじめて作られたもの。以後天下分け目の合戦や、関が原の戦い、大阪夏の陣、冬の陣で大いに活躍した。今でもその名残が地名に残っており、上鍛冶屋町、下鍛冶屋町、玉屋町などがある。鉄砲が製造された所としては、この他に大阪の堺や長浜の国友などが有名である。
写真のように保存会の人たちが鎧に身を固め、火薬を詰めて火縄の火で点火する。発射した後には大きな音と共に、ものすごい煙が漂いそのすさまじさを表していた。