近江八幡市の日牟礼八幡宮で、恒例の左義長まつりが3月16日と17日の両日に行われました。女装した男達に担がれた10数基の左義長が神社に集まり、出来栄えを審査して表彰されたり、町の中を練り歩く行事が行われました。
日程
16日 午後1時 各町内から左義長が神宮に宮入り
左義長だしコンクール審査
午後2時 左義長渡御出発(旧市外を練り歩く)
午後5時 日牟礼神社に渡御帰着
コンクール審査発表と表彰式
17日 午前10時半 左義長自由げい歩
午後2〜5時 お祭り広場(大杉町通り)に集合
午後8時 左義長奉火
問合せは 0748−32−7003
駐車場は会場周辺の徒歩5分以内のところに数箇所設けられているが、時間によっては満車が続出するので注意(市内に入ると案内がある)
駐車場
敷島紡績(株)八幡職員駐車場
市役所来庁者駐車場
市営観光駐車場
(株)日吉駐車場
近江兄弟社文化体育交流センター
左義長の構造は右図のようになっているが、虫の所に毎年の干支が飾りとしてつけられる。またそれぞれの町内では、その年の「命題」にもとずき、いろんな材料を使って飾り付ける。主なものは、黒豆、ごまめ、麻、昆布、するめ、海苔、寒天、豆腐、水引、ガム、生姜、きくらげなど。出来上がった左義長は上の写真のように女装した若者に担がれるため、丸太を組み合わせた台に固定される。
各町内の左義長を命題と共に紹介する。その年の干支が中央に飾られており今年は馬であったが、どれを見ても躍動感があり制作の苦労が伺われる。
出世の石段 融合 勝利の祝杯 信長天覧馬揃え
救世馬 近江八幡左義長まつり 景気回復 「槍の又左」只今参上
赤兎馬 駿命乃華 「下天の夢、炎のごとく」 一騎当千
どの作品も素晴らしい出来栄えで17日に奉火されるのがもったいない気がする。17日の自由げい歩では「けんか」のような左義長どうしの組み合わせがあちこちの街中で繰り広げられ盛り上がる。そしてクライマックスの午後8時には、左義長に順に火が着けられ燃え上がるのもまた一見の価値がある。終わるのは午後10時過ぎであるが、燃やすのが惜しくて点火の遅れる町内も出てくるため多少遅くなってしまうのも止むを得ない。
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