5月の中旬、気候的には最適な時期。久しぶりに旅行に出かけたが、今年は何故か気温が低く、この日も最高で20度と言う異常さ。かろうじて雨にはならなかったが、富士の裾野と少しだけ高地のため日差しの無いところは寒く感じる。季美の森を5時30分に出発、東金道路、関東自動車道、首都高湾岸線、東名高速御殿場経由で富士サファリに到着したのは8時30分。開園まで30分待ちで少し早く着いてしまった。しかしすでに車は並んでいて、遠い人は奈良県から来ていた。
 

このサファリは自家用車のまま入場できるらしいが、万一のことを考えて園内専用のバスで回ることにした。混雑するかもしれないと思って事前にWeb予約をしていたがその必要も無く最初のバスに乗ることが出来た。動物の形をしたバスは周囲を金網でカバーされていて猛獣と言えども手出しが出来ない構造をしているが、その分視界が悪くとても写真撮影に適しているとは思えない。


主な動物の順番は熊⇒ライオン⇒虎⇒チータ⇒象⇒シタツンガ⇒キリン⇒シマウマ⇒ラクダ⇒ボンゴ⇒サイ⇒鹿⇒アメリカバイソンであるが、乗車時に熊用にりんごと人参、ライオン用に鶏肉と豚肉、ラクダ用にドッグフードを1切れづつ渡される。それぞれのゾーンで動物たちを近づけるため金属はさみで金網越しに差し出すと近くに来て食べるのでそれなりの迫力はある。写真は予想していた通りほとんど金網を移しているようなもので、かろうじてライオンと熊の見分けが付くぐらい。一部金網の目の間から望遠で写したが手ブレでぼけた写真になってしまった。
    
熊                            ライオン                              ボンゴ
金網越しの動物写真集
  
虎                                チータ                    象
 
シロサイ                                   ラマ
  
ダマジカ                                    ヤク                           エミュー
  
カピバラ                               マーラー                            ワラビー
  
リスザル                           赤カンガルー                           ミニチュアホース
園内を内側から見るバスはこのような結果で、時間も十分にあったため足に不安はあったけれどウォーキングサファリに挑戦してみた。一周2.5Kmのアップダウンのある砂利道を園内の外側から見るので、動物の近くにはいけないが金網は無く視界は良好。所々にトンネルがあり地面の高さからガラス越しに観察できる工夫がされている。また高台もあってキリンの頭近くの高さで目線を合わせて見ることも出来る。料金も500円と比較的安く(バスは1200円)1周に1時間30分は必要だがこちらのほうがゆっくり見れて良かった。
 
岩の上に寝そべっている熊                          塀のすぐ側にいるライオン
  
鶏肉に噛み付くライオン                  虎(置物)にまたがる                 虎(置物)の側で
 
池にぶら下がった骨                           骨を引き上げむしゃぶる虎(本物)
  
ダチョウや鹿と一緒に食べるキリン                   マサイ族の暮らし 住居とおじいさん             トウテムポール
 
手前にシマウマ、右奥にラクダ 左にジャングルバス                 マサイ族の祭壇
 カンガルーが2頭でボクシングをしていた。周りを見てあたかも人間の動きに期待しているかのように、あるいは見せびらかして自分たちが楽しんでいるように振舞っている。誰に頼まれるわけでもなく自然とこのような遊びをしている姿は何か不思議な気がする。こんなことを自然界でもしているのだろうか。このような動作はここのサファリだけなのか分からないが?

このサファリはもちろん子供と一緒の親子ずれが沢山来ているが、結構大人だけでも楽しめるようだ。天気がよければ(気温が暑くないこと、寒くないことが条件)、1日ゆっくり過ごせる。出かけるときはまずメンバー会員(会費は無料、会員カードが送られてくるまで2週間は必要であるから早く手配をしておくこと)にWebからなっておくことを薦める。