笠森観音
観音堂は1028年日本でただひとつしかない ”四方懸造” という建築様式で建立された。
 ”しほうかけづくり” とは、写真で分かるように本堂の下は4方向とも長い柱で支えられた構造で大変珍しい。駐車場より長い階段を登って行くと、途中には根元近くで3本の木がつながっている杉がある。3本の杉が成長段階で繋がったのだろうか?。不思議な木である。
 また木の下部に大きな穴があいている楠木があって、その穴を潜り抜けるとご利益があるといわれて安産祈願に訪れる人が多い。
 最初の門は風神、雷神像で守られ、本堂の入口が見えてくる。急な階段は履物を脱いで、スリッパに履き替えるがきつい傾斜では注意して登らないと危険を感じる。この階段は危険なため雨の日は登れないそうだ。
 上に登ると拝観料100円という安さにもうひとつ驚かされる。床の板を踏むとキュッ・キュッと音がするのは京都の鴬張りを思わせるが、板の隙間から見える景色で高さを実感できる。

風神

雷神
  
   全体                   安藤広重画   

右側面

正面

安藤広重の絵が残されていて、それによると階段の傾斜や柱の高さはかなり誇張されているが、実際に登ってみるとその怖さから描くとこうなるのかな。
1908年国宝、1950年重要文化財、1970年周囲の林が天然記念物など多くの指定を受けて保存されている。



            背面
           

三本杉

急な階段


東金・成東
八鶴湖
国道126号線沿いの町にもいろんな名所があって、大網白里町から近い東金駅近くの八鶴湖は桜のきれいな周囲800mの小さな湖で、徳川家康が東金御殿を建設したといわれ、東岸の最福寺には上人像がある。

波切不動尊
成東駅近くの石塚山中腹の岩上に作られた懸崖つくりの建物、笠森観音ほど大きくはないが見晴らしのいいところである。

八鶴湖

家康と上人像
   
波切不動像          波切不動尊 

本尊

百体観音


犬吠埼
灯台
地上27mの高さ、99段の螺旋階段を持つ白亜の灯台、最上部に登ると太平洋が一望でき、地球の丸さを実感できる。灯台下は海触による断崖が続き、海岸沿いに波のすごい怒涛めぐりが出来る。しかし台風などの大波のせいか、かなりの部分で崩れていて一部しか歩けない。灯台上から見た君ヶ浜はとても綺麗である。

犬吠駅
銚子鉄道は乗客の減少で経営が厳しく犬吠駅もかなりいたんでいたが、ポルトガルから取り寄せたのではないかと思われるタイルが綺麗であった。(かなりの部分ではがれていたのは残念である)今話題の濡れせんべいは売れ行きがよいらしいけれど、経営不振を補えるほどではないとか・・・・・


犬吠埼灯台

犬吠駅
 タイル
飯岡灯台と屏風ヶ浦
灯台のある刑部岬から9Kmにわたって太平洋の荒波による浸食でできた、高さ40〜50mの断崖絶壁が続く。ヨーロッパのドーバ-に似ているので東洋のドーバーとも言われている。今は海からの風を利用した風力発電の風車が並ぶ地域でもある。

飯沼観音と満願寺
坂東27番札所の飯沼観音は銚子市内の門前町で賑わっている。平成20年には五重ノ塔を建設するようだ。また灯台近くの満願寺はすごく華やかなお寺で近年にいろんな石像や建物が建設されたように思えるほど新しい。

怒涛海岸

怒涛めぐり
  
飯沼観音              満願寺

飯岡灯台

君ヶ浜海岸
  屏風ケ浦


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