2007年   夏野菜編  

歩いて約5分のところに約20坪の広さで貸し農園があり、運良く借りる事ができた。きっかけは家の周辺を散歩していたら、通りかかった貸農園で一人の人が一生懸命支柱を引き抜いていたので”家庭菜園ですか”と声を掛けると、この場所を返したいので整理しているとのこと。そこで私に貸してもらえるかと尋ねると良いですよとの返事。早速地主さんに話をつけてくれた上、すぐに契約をしに連れて行ってくれて今回の運びとなった。これからいろんなことを周囲の方々に教えてもらいながら、一生懸命野菜つくりを楽しみたいと思う。


整地前

約半分畝を作った
畝を作った後、マルチを張り、支柱を立てる
4月20日苗を定植

手前がトマト 奥がキュウリ
苗はナスとピーマンを山武農業高校から仕入れてその他はホームセンターで購入。トウモロコシとカボチャは種を買って育苗してから定植した。

苗を定植 左からトウモロコシ トマト キュウリ ナス

もっとも寒い季節の2月、でも今年は暖冬という事もあって周りの菜園では結構野菜が育っている。お借りした菜園の大きさは20坪と標準の大きさだが、周囲では100坪の人もいて皆さんベテランとか。これで安心というか、心配というか多少複雑な気持ちでスタートすることに。
最初の状態は約半分が昨年栽培に使われた3畝で残りは雑草の生えた状態で放置されていた。そこで早速残りを耕して畝つくりに挑戦したがこれが曲者、地上の葉は枯れているのに深さ約20cmのところに草の玉状の根が繋がっている。この根を取るのが大変で1畝作るのに3時間ぐらいかかってしまった。
悪戦苦闘の末、ようやく畝が完成(下の写真)したので、苦土石灰や肥料を播いて種まきの準備をした。基本的な土つくりは苦土石灰をまいてよく耕した1週間後に化成肥料をまいて耕す。この2つを混ぜて一緒にまくと効果が薄くなるのでしないこと。


春蒔き野菜
畝の構成と野菜の種類

9本の畝を右のように配分して育てる計画

   
キュウリ(3.5m) ナス(3.5m)
トマト(5m)    ミニトマト       ピーマン(2m)
トウモロコシ トウモロコシ ダイコン ネギ
カボチャ スイカ マクワ メロン
枝豆  ジャガイモ
サツマイモ            インゲンマメ
サツマイモ

苗と支柱位置の関係        ―:横支柱  ◆:2本支柱(16Φ)  ◎:2本支柱(13Φ)  ■:交差支柱   ○:1本支柱   ☆:苗
キュウリ  ――  ――  ―― ◎ ――  ――  ○      ☆    ☆    ☆    ☆ ナス
トマト☆ ミニ   ○☆  ○☆  ◎      ◎     ◆ ○★ ○★ ○★ ○★ ○★ ピーマン
トウモロコシ ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆
☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆
☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆
  
 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆     ★  ★  ★★★★
 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆     ★  ★  ★★★★
 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆     
★  ★  ★★★★ 
ダイコン
ニラ
ネギ
カボチャ☆ スイカ ☆ ―――☆ ―――☆――― ―――★ ――  ―――― ―――― ☆ ―――― ☆ ―――― ☆ マクワ☆ メロン★
枝豆 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆

☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆
ジャガイモ
サツマイモ ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆                   インゲンマメ
サツマイモ ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆ サツマイモ


肥料は坪当たり               ◎:種まき  :2度目種まき   ▼:苗植え  蔓ピンチ  □:土寄せ   ◇:収穫
 種   類 マルチ 支柱 堆肥 苦土石灰 化成肥料 10 11 成否
サツマイモ 46     400g 150g             ◇ ◇ ◇ ◇    
トウモロコシ   2袋   10Kg 100g 1Kg      ◎  ▼ □  ◇ ◇   ◆◆      △
カボチャ 3 7 10Kg 400g 400g        ◎    ▼           △
スイカ(支柱) 3   10Kg 300g 400g         ▼            ○
マクワ(メロン) 5 7 10Kg 100g 200g       ◎  ▼            ×
枝豆     10Kg 400g 250g        ◎    □          ×
ジャガイモ   2Kg   10Kg 100g 300g      □ □             ◎
トマト 9 14 10Kg 400g 600g         ▼   ◇ ◇ ◇ ◇        △
キュウリ 6 8 10Kg 400g 300g        ▼      ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇      △
ナス 5 10 10Kg 400g 300g         ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇      ◎
ピーマン 5 5 10Kg 400g 300g           ◇ ◇          ◎
インゲンマメ 6 5 10Kg 400g 300g                    △
                               成否 :予想以上  :ほぼ満足  △:50%  ×:収穫できず

夏野菜に共通する土つくり     (参考資料:京都グリーンファーム)
4月上旬に苦土石灰と化成肥料をまいてよく耕す。畝を形作って一雨降った後でマルチや整形をし、苗の植える準備をする。畝の高さは約20〜30cm、中央の溝は深さ7cmが適当
     

マルチを張った後、暫くそのままにして4月14日トマト、キュウリ、カボチャ、マクワに合わせて支柱を造る。右端はキュウリ用、蔓を這わせるために紐で3段ぐらいの紐を張る。
左側はトマト用、苗1本に必ず支柱を1本用意する。また実が重いので強風にも耐えられるように必ず筋交いを入れておく。
カボチャとマクワはキュウリと同じように支柱の間に紐を張っておく。

菜園全体の出来具合


    4月24日定植ほぼ完成

4月29日枝豆の種を鳥に取られ
たので風車を脅し用に3個作った

5月3日サツマイモも植えて1週間、
全体の植付けが終了

5月21日ほぼ順調に成長
5月29日
最近雨が少なく、日射時間が長い上、気温も高めで生育は順調。ただナスに虫がついてかなり葉など虫食いの穴があいている。
下からサツマイモ、右上にジャガイモ、左上に枝豆、その向こうはスイカ、トウモロコシと続く
6月19日入梅も済んだが一向に雨は降らない。お陰で生育は順調に進んでいる。手前のサツマイモは蔓が大きく、長くなってきて畝全体を覆うまでになった。
右後ろのジャガイモは葉が枯れ始め、収穫時期を示している。すでに4株ほど収穫したが男爵、メークイーンも沢山収穫できた。
左側の枝豆は今のところカメムシにもやられず頑張っている。
スイカはようやく実をつけて少しずつ成長を始めた。小玉なので支柱から網をぶら下げ、その中に入れて育てる予定。
雨の季節がやってくるのでトマトにビニールのカバーをつけたが、後から支柱の周囲に被せたのでちょっと無理があったかな?
7月7日梅雨の真中ぐらいなんだけれど今年は雨があまり降らない。曇っている日が多くて日当たりがもう一つであり、トマトの成長が今一つかな。サツマイモは蔓ボケと思われるほど葉が生い茂っている。枝豆もやはり葉ばかりで大きいため倒れるものが続出。根元の土寄せをしてなんとか支えている。ナスやピーマンは順調で1週間に20個以上は収穫できている。
スイカも7個ぐらい大きくなって、ミカン用の網に入れて支柱に吊下げ重くなる完熟に備える。
9月26日
夏野菜もサツマイモの収穫を最後にすべて完了。
といってもナスとピーマンはまだ収穫ができるので残してある。10月中旬まで続けるつもり。
写真の後ろには冬野菜の白菜を植えて、虫除けのカバーが見える。これから大根、にんじん、ブロッコリー、たまねぎなど冬野菜本番になる。

ジャガイモ   (参考資料:JAあいち中央ホームページ)
2月中に苦土石灰をまいた後、耕して平畝にしておく。
  一方種芋は芽の位置に注意して半分に切り、2〜3日切り口を乾燥させ2週間ほど室内の日の当たる場所で発芽させる
3月初旬に約60cm間隔で肥料を入れた深さ7cmのところに種芋を植える。1列7個(3.5m÷0.6m)を3列(全部で21個)
4月になり芽が出て、大きさ10cmぐらいになると2本だけ残してあとは芽かきする。
5月初旬に根元に鍬で土を寄せる(2回ぐらいに分けて、1回目は30g/uの追い肥えもする)とその中に芋が成長していく
6月中、下旬頃茎葉が黄変すると収穫できる。
                      
 種芋を芽に注意して切る       土に溝を掘って肥料を入れる           種芋を植える        大きくなったら根元に土寄せする

実際の出来具合
      
  左:メークイン 右:男爵     メークイン 3月3日植付け 男爵       4月1日芽が出る    4月16日成長    4月25日芽欠き

   
4月26日1回目の土寄せ(追肥を株間に入れる)    5月10日花咲く         6月5日花も終わって        6月21日葉が黄変する

6月も中旬になって葉が黄変し始めたので、畝の横から手を入れてみると大きくなったジャガイモが確認された。ためしに一株を掘って見ると結構収穫できた。
左側はメークイーン、右側が男爵。早速男爵を蒸かして食べてみたが取れたてはやはり美味しかった。
茎の先、根の一番下には種芋が腐ったように柔らかくなっていて、その上の茎の横から細い管で芋が繋がって成長するのが良く分かった。収穫時期になると葉が枯れてくるので非常に分かりやすい。収穫する日は雨の日を必ず避ける事。(土がしっとりして収穫しづらいし、芋に土がくっつき保存する時に邪魔)
保存は日の当たらない通気の良い場所にする。(芋に光が当たると緑変して食べれなくなる)


トウモロコシ  
5月初旬にを3列(1列に12本(3.5m÷0.3m) 全部で36本)の直播にして高さ約10cmぐらいの時1本に間引き、その後2回(雄花が出た頃)ぐらい追い肥をして育てる。穂が出始めると水を十分に掛けないと受精が十分出来ない。比較的ほっておいても良く育つ、実は一つだけにした方が大きくなって美味しいものが出来るが、2果目もベビーコーンとして食べられるので残しておく。
1作目を収穫後、すぐに2作目が植えられるよう2作目の種まきを6月中旬にして育苗をする。
アワノメイガという害虫:出穂後に茎にガが入ったときは(小さな穴から粉を出す)、入った処が高いとき(実より葉2枚くらい上)は切り取る。
低いときはカッターナイフで穴よりほとんどが上を必ず縦(垂直に繊維にあわす)に3cm位切り虫を取り出す、(1.5cm位の白い幼虫)

                             
種を3粒づつ図の間隔で3列に播く       芽が出て10cm位のときに1本にする       下から出るわき芽は残し、土寄せをする

実際の出来具合
    
3月24日育苗箱に種を播く  4月8日少し成長   4月16日定植     4月27日本葉4枚          5月10日山武高校で
4月1日芽が少し出る                                                         間引きした苗を植える

   
5月21日間引きした苗もようやく根付いた   5月29日茎も太くなった    6月15日穂が少し見えるまで成長    6月21日背丈が1.2mに

失敗の経験
種を育苗箱に播いて、大きく成長してから定植する予定であったが、箱の深さが浅すぎたため根が十分に発育しなかった。発芽後2週間で定植するのは遅すぎるように感じるので、育苗箱では1週間にして定植する方が良い。あるいは直接畑に直播して方がいいかも。
ゴールデンウィークを過ぎても成長しないので山武高校で間引きした苗を側に植えてみた。根ずくかな?
育苗箱に播いたものは、成長度合いが半分くらいしかなく原因はよく分からないが、多分時期が早すぎて気温が低く育たなかったのではと思われる。それにマルチをしていなかったので地温が低くこれも原因かも。従って来年はマルチをして地温を十分に上げておき4月末のゴールデンウィークに種まきをするのがベストという事が分かった。

5月下旬になると日差しも強く成長が早いはずだが、我家のは少し遅いようだ。やはりマルチをしていないためか、堆肥が少なくて肥料不足なのか、原因は今一つはっきりしない。もう少し待ってみることにする。
6月15日かなり成長してきたがまだまだ遅れている。この頃になると間引きした苗を植えたもの(背丈は40cmぐらいしかないのに)から穂が見え出している。我家で播いた種からの苗はようやく生長して、間引いた苗より大きくなった。やはり根がしっかりしているからなのか、成長し出すと速度は速いようで背丈は間引いた苗より大きいのにまだ穂が見えない。このトウモロコシのほうが順調のようでこれから段々と大きくなり雌花も出来ると思われる。間引いた苗を植えたが成長が思わしくなく背丈が小さいまま穂が出始めるということは雌花が十分成長しないまま終わってしまうのではないかと思われる。

6月21日背丈が1.2mぐらいまで成長して雄花の穂が伸びている。まだ雌花の実は出ていないが、このまま行くとなんとか出てきそうな気がする。ただ全部の成長が揃っていなく、1m未満のものもあってすべてに実がつくかは不確定だ。やはり成長時期に根の張り方が不十分で栄養を十分取れなかったようだ。
雄花も咲き始めて根元から少し上の部分に3日ぐらいで雌花がそろそろ出てきた。順調に行けば受粉が始まるものと思われる。そうなると動物による被害が心配。相手はカラス、タヌキ、ハクビシンなど。カラスは昼間の空からと地上からは夜間タヌキ、ハクビシンが現れ昨年も相当被害が出たそうだ。そこで防鳥用のネットを張ってみた。周囲の4隅に支柱を立てそれに網を固定するやり方。しかし結構難しく最初だから苦労した。
支柱の周囲に張り線を張るが、その時に網(幅1.8m長さ10m)の端が束ねられた輪のところを長方形の長い方に通しておく。その後、輪の束ねている紐を解いて網を端から広げるとうまく広がる。これで天井部分に網が広がるので、幅が1.8mもあると天井の網はたるむので余った部分を側面まで引っ張ると少しだけ側面にも網が張れるようになる。周囲の張り線部分を適当な間隔で紐を結べばしっかりと網が固定できる。

雄花の穂が出始めて約1週間後、雌花がかなり成長して先端部分のひげのような部分に上から花粉が落ちて受粉される。これが不十分だと実の欠けたトウモロコシになってしまうので大切な時期だ。
トウモロコシを一列に植えないで、2列以上に植える理由はここにある。しかし今年は成長度合いがそろっていなく、雌花の出始める時期もバラバラのためどれだけ受粉がうまく出来るかが心配。
7月22日実の中は結構しっかりしているが、受粉後の成長がまだ暫くかかりそう。

収穫した一部であるが、早速食べてみた。取れたてのトウモロコシの甘さを初めて実感した。
8月下旬すべてのトウモロコシを収穫し、残った茎や葉はまとめて小さく切り堆肥にしようと思って穴に埋め込んだ。

キュウリ  
4月下旬、キュウリはM型畝が適しているので、買ってきたを下図のように約50cm間隔(3.5m÷0.5m=本)で定植する。
      根元に潅水後、アブラムシ対策でオルトラン粒剤を1株に1g(ひとつまみ)まく。
5月の中旬には子づるの仕立て方を図のように行いながら、10日に一度マルチの中央部に50g/uぐらいの化成肥料をまく。
6月になると収穫が出来る。キュウリは成長が早いのであまり大きくならないうちに収穫するのが良い
      
     M型畝       定植(苗の上に土を1cm載せ、土はマルチから出ない)   支柱の構造(本)        仕立て方

実際の出来具合
       
4月20日定植      5月7日花が咲く     5月21日成長し出した   6月15日ようやく収穫     7月順調に収穫が進む
6月15日雨や日当たり、気温などの影響で順調に生育し始めウドンコ病も回復した。その結果背丈も伸び実がなり始めた。これから毎日のように順調に収穫できるものと思われる

7月上旬1週間ほど旅行で収穫していないと異常なほどに大きくなってしまう。
上はお店で売っているキュウリの中でも最大クラスのもの。
下は太さ5cm、長さ37cm、重さは600gもある。売っているキュウリの約3倍は確実な大きさ。キュウリの収穫は3日おきぐらいが適当なかも?
8月上旬ほとんど収穫が期待できなくなったので、支柱も取って冬野菜のために耕した。

失敗の経験
定植後ほとんど成長していないのに花が咲くなど順調とは思えない。多分これは気温が低すぎたので、十分成長していないのに急に気温が高くなったせいではないか。定植時期はやはり5月に入ってからにした方がよいように思う。とりあえず花と第一果実は取ってまず成長させる事にした。
成長が遅いのはアブラムシが付いていたり、ウドンコ病になったりでやむを得ず5月の下旬に殺菌と害虫駆除のため少しだけ農薬を散布した。

ナス  
4月下旬、ナスは平畝にして、は約60cm間隔(3.5m÷0.6m=本)の1列植えをする。根元に潅水後はオルトラン粒剤を1株に1gをまく
5月下旬には3本支柱の構造で枝をその支柱に固定、仕立て方は図を参照して紐でつるす。
6月下旬頃から収穫できる
      
   平畝                 苗の定植                        支柱の構造(10本)             仕立て方

今年は山武農業高校から苗を買って育てます
実際の出来具合
    
4月20日定植     5月7日つぼみが出る    5月12日花開く    5月29日3本仕立てに成長   6月15日枝を紐で吊る

5月下旬に3本仕立てできるまで成長したが、下のほうの葉が穴だらけになっている。どうやらアブラムシにやられているようなので、消毒用の噴霧器で水を葉の裏に勢いよくかけて虫を落とす。2〜3日様子を見るが余り改善されないので殺虫剤で少し消毒をし、穴のあいた葉は取り除いた。暫くすると花の後にナスの小さな実がつくようになった。
6月15日生育も順調に回復して結構沢山の実が付くようになった。この頃から追肥を施して樹勢の衰えを防ぐ事が大切らしい。また枝も実の重さに耐えられるように紐で上に吊り上げておくようにする。今日現在合計で12個ぐらいの収穫になった。これからかなりの期間収穫できそうだ。

ナスの苗5本で1週間収穫しなければ写真のような数を収穫できる。大きいのはお店で売っているものの2倍くらい。2人で食べきれない毎日がこれからは続きそう?
8月中旬まだまだ収穫できそうで、これから秋茄子を目指して毎日夕方には潅水し、1週間に一度追肥をしていると葉も元気になってきた。

               8月23日少しずつ実が付いてきた。


トマト       
4月下旬、トマトの畝はM型を採用して、実が多くて重いため支柱をしっかり固定する。
そのためには図のような合掌型で、トマト1本に支柱1本を用意する。支柱は定植する前に作っておくほうが、植えやすく固定もしやすい
60cm間隔(5m÷0.5m=10本)で2列にポットを定植する
第一花房がピンポン球の大きさ頃に追い肥を(600g/坪、1m間隔で一握り)する。その後20日に1回で合計3回ぐらい
6月初旬頃第一花房の2〜3房咲いた時期にトマトトーン100倍液を1回霧吹きで吹き付ける。その後新しい花が咲く毎に行う。
  
  M型畝                ポットより定植                  支柱を合掌の形(17本)          芽かきと仕立て

実際の出来具合
    
4月20日定植    5月3日 花が咲く   5月16日最初の実    5月29日大きさが直径5cmぐらい    6月15日背丈も1mに
              5月8日トマトトーンかける

6月に入ると梅雨の季節になるので、疫病にかかりやすく熟す前に腐ってしまうらしいので少し殺菌剤で消毒をして、実に雨がかからないように水切り穴のあいたビニールを被せて様子を見ることにする(効果はわからない。普通はトマト全体を雨にかからないようにビニールの屋根をつけるらしいが)。
6月15日背丈が約1mまで成長して、3段目まで花が咲き小さな実が付き、1段目は野球のボールぐらいの大きさになった。しかしこれから梅雨のシーズンとなり、雨に当りつづけると病気になりやすく、実が赤く色づくまで成長するか心配である。

6月19日梅雨に入っても雨が降らないので、トマトは今のところ病気にかかっていない。かなり大きくなってから雨対策用にビニールカバーをつけたので、ちょっと変な格好をしているがこれで十分かな?
ビニール内部には温度が上昇して朝は水滴が内側についている。風通しが少し悪いかもしれないが、このまま様子を見ることに
6月21日現在それぞれのトマトに3段目ぐらいまで実が出来ていて、中ダマの品種では最下段のもので直径8cmぐらいになっている。まだ色づいてくる気配が感じられないが、個数的には最下段に5個、2、3段目に4〜5個と結構実が付いている。4段目の花も咲き始めて背丈は1.4mぐらいまで成長している。今のところ病気にもかからず順調である。


6月下旬から収穫できるようになり、今のところ1週間で5〜6個ぐらい。小玉のフルーツトマト、中玉トマトの2種類を完熟させてから収穫すると味は格別。トマトだけは食べきれないという事はないのでたくさん取れることを期待するが、無農薬で育てるとうまくいかないもので病気との戦いが大変だ。
7月22日梅雨空が続き、日照不足がたたって病気が発生、加えて台風が来たためビニールは飛ばされ、茎は折れてほぼ全滅に近い。これからどれだけの実が赤くなるか分からない。やはり天候には勝てないし、これらを無難に過ごすためには農薬の消毒が欠かせないかも?
8月上旬なっていた実がほとんど赤く熟し、新しく実もつけなくなったので根元から撤去して、支柱も外し冬野菜のために耕した。

カボチャ  
4月下旬下図の要領(1m間隔で本)でを定植する。支柱は図のように組蔓を這わせて育てると病気にかかりにくい。
本葉5〜7枚で本蔓をピンチして子蔓4本ぐらい出させてそれに成る実を育てる。一番果が着つくまで孫蔓は取り、その後放任する。
日出後1時間以内の早朝に交配しないと結果しにくい。雄花がない時はトマトトーンを吹き付けてもよい。
ウドンコ病には微生物製剤のボトキラー及びインプレッション水和剤(回数制限無し)を使用する。6月に入ると10日おきに散布する。
6月中旬実が少し大きくなったら追い肥をして、8月には収穫できる。
         
                                                       支柱の構造(本)
実際の出来具合
   
 3月23日種を播く      4月29日定植      5月21日本葉が5枚に        6月5日雌花が咲いた    6月15日子蔓も大きく
 4月13日双葉の芽 

種から育成して定植したので成長が遅く、ようやく花が咲き始めたのは6月に入ってから。不思議な事に最初に咲いたのは雌花で、受粉をしようと思ったが雄花が無くこの雌花は多分成長しないだろう。3本あるのですべてが大きくなったくれば自然に受粉される事と思う。
6月15日最初の雌花は雄花が咲かなかったので受粉がうまく出来なくて成長しなかった。これから子蔓が延びてくれば、沢山の花が咲いて実をつけると思われる。
 8月中旬まだ実が熟していないものがあって、暫く様子を見ている。どうやら夏野菜の最後に撤収するようになりそう。
     
7月7日2個の実が大きくなってきた    7月22日大きくなってきた    8月25日ようやく収穫して蔓も撤収

マクワ         
5月上旬マルチをしたM型畝に70cm間隔で本定植。ついでにプリンスメロンを2本植えた。
潅水は活着するまで毎夕根元にするが、それ以後は中央畝に潅水して根元を濡らさないようにする
6月上旬支柱を作って蔓を誘引し、スイカは子蔓に実を成らすが、マクワは孫蔓に成らせるので図のように仕立てる。
6月下旬40g/uの量を追い肥し、7月下旬まで2回ぐらい行う。
    
                          支柱の構造(本)
実際の出来具合

失敗の経験
   
3月23日育苗箱に種を播く
4月8日双葉の芽が出るが
寒い日が続いたため育たな
く枯れてしまった
4月15日改めてポットに種
を播く今度は室内(約20℃)
にて発芽を待つ。
4月26日発芽し始める。
無事本葉が出るかな?
 5月8日本葉が少し大
 きくなる。このまま成長
 すれば定植も可能か?
本葉3枚目が出始める。
もう少しで定植可能か
5月29日 ようやく畑に定植。これからの成長に期待する

6月5日少し成長する

6月15日大きくなる

以下は購入した苗の生育
     
マクワ            メロン             本葉が9枚ぐらいになった    5月21日子蔓が延びてきた
苗を購入して4月20日定植                 ので5月8日親蔓をピンチ

 
子蔓がかなり成長して孫蔓との区別がつかない    6月5日雌花が咲いたので受粉する   6月15日子蔓が込み合ってきた

マクワは孫蔓に実が付くといわれているが、蔓が大きくなるにつれて子蔓と孫蔓の区別がつかなくなり、そのまま放置する事にした。雌花も多くなってきたが受粉を自然に任せているせいか、実は大きき成長するのが少ない。
6月15日子蔓が込み合ってきたので下葉を整理して孫蔓を成長させようとしているが、受粉がうまく行かず相変わらず実が大きくならないで落果してしまう。朝早く起きて(7時ごろ)人工受粉をさせてみる事にする。

受粉の成果がようやく実ったのか、実が1個だけ確認できた。
これが大きくなってくれれば以後も続いてくるのではと期待している。

7月7日ようやく数個の実を確認する事が出来、次第に大きくなるのも出てきた。
7月22日梅雨空が続いて毎日雨ばかり、日照不足のお陰でうどんこ病が発生した。マクワの大敵で実が大きくなる前にほとんど落ちてしまい、これではまず全滅になるだろう。

最終的に実が大きくなったのは2個、しかも熟す前につるが枯れてしまい成長も止まってしまった。仕方なく7月29日収穫。大きさは幅9cm、長さ10cm
8月上旬、葉がほとんど枯れてしまい、新しい実も大きくなりそうに無いのですべて撤収した。

スイカ  
今年は赤・黄の小玉スイカを支柱にならせる方法で挑戦。
畝を下記の寸法で作り、そこにマルチを張る。マルチに直径約10cmの穴をあけ、赤玉1本、黄玉2本の苗を植える
定植後は活着するまで毎夕根元にそっと潅水する。
親蔓は本葉8〜10枚頃に先をピンチして、子蔓を3本伸ばす。その子蔓に雌花が着いたらそれを育てる。
最初の雌花は一般的に摘果するが、家庭菜園では最初の雌花から交配をする。雨の日は交配後ビニールを被せて雨がかからないようにする
雌花が咲きそうな日が雨になる時は前日にビニール袋を被せておき、当日は朝早く(7〜8時頃)交配をしてビニールを被せる。
交配日はその実近くにラベルをつけ、その後27(8月)〜33(7月)日で収穫できる。(毎日の平均気温の積算が775度位で収穫)
       

実際の出来具合    
   
4月23日定植      5月8日親蔓をピンチ   5月12日子蔓成長              5月21日子蔓が成長

  
6月5日最初の雌花に受粉する    6月15日蔓がますます延びてきた       6月19日ようやく実が大きくなり始めた

蔓が順調に成長し始めるとともに雌花も多くなり、6月5日最初の雌花に受粉する事が出来た。2〜3日で成功かどうかが分かるものと思う。
6月15日人工受粉させた実は一向に大きくならない?。でも落果もしない?後から咲いた雌花も都度受粉させているが、大きくなりそうな実は見えない。不思議な減少だがもう少し様子見だ。
6月15日に受粉させた実は結局落果してしまった。その後受粉を早朝にして根気よく実行するとようやく実が付き始めた。21日現在7個が大きく成長を始めているが、地表上ではなく支柱にぶら下がっているので重くなってくると網袋に入れて吊下げる必要がある。時期的には1週間後ぐらいかな?

6月24日網に入れる

7月7日一番なりのスイカがかなり大きくなっている。6月19日受粉なので7月末ぐらいが収穫時期かな?
7月21日最初の実を収穫した。重さは約2Kgで甘味も十分、美味しく食べる事が出来たが、台風の影響と長雨のために病気が発生してこれ以上大きくならないようである。スイカもマクワと同じように葉が枯れてきたのですでになっている実は順次収穫しようと思っている。
7月22日2個目を収穫、大きさも昨日とほぼ同じ。後何個収穫できるか楽しみである。

小さいのも含めて7月23日現在6個収穫、甘さもまずまず。スイカらしい味であった。

7月24日残っているすべてのスイカを収穫した。
縞模様が濃いものは黄色のスイカ、薄いのが赤いスイカ、どうやら黄色の方が沢山実ったようだ。収穫時期は受粉後約35日、軽くたたいて低音の響くものが熟している事が分かった。
赤ダマと黄ダマの2種類があった。甘いのは赤ダマ、沢山取れるのは黄ダマである。

枝豆    
5月初旬平畝に20cm間隔でを播く。鳥に狙われる時は上に網などでカバーをする
6月初旬本葉3枚ぐらいの時に根元より20cmのところへ追い肥をして、土寄せする。
6月下旬本葉5枚ぐらいで先を摘心する
         右図の方が枝分かれが多くなる

実際の出来具合

失敗の経験
4月13日種を播く.。4月25日芽が出始めたところを鳥に食べられ全滅に近い。芽が出る直前は豆が膨らみ、地表が割れて頭をもたげたところを狙って、頭の豆だけをつまんで食べている。

正常な豆の頭が出ている

頭の豆がない
 
ペットボトルでカバー   豆がない頭から芽
結構大きい鳥(右の写真の足跡から見て鳩では?)のようで、頭の豆を咥えて引っ張りあげて根を引きずり出しているものもある。手遅れかもしれないが、ペットボトルを半分に切って出てきた芽に被せてみた。また豆部分が食べられた後の茎のところから芽が出てきているものもある。大きくなるかな?  
カバーのお陰で芽が育ち本葉が出始めた

    
鳥に食べられたところは再度豆を播いて少し小さいが本葉が順調に出た   5月29日本葉も5枚を超えて先をピンチ


6月15日ピンチした下葉から脇芽が成長し始めた。 
7月21日成長した枝葉を見ている限りは異常が無いのに、実はどの枝にも付いていない。枝豆の収穫時期はもうとっくに始まっているというのに一向に実らない。原因はわからないが、ここまで待っても実が付きそうに無いのですべて掘り起こし廃棄処分にした。今年は大失敗である。

サツマイモ     ペットボトルで風車を作った。

5月下旬苗蔓を斜め(やや大きくなるが数が少ない)または水平(大きさは小さいが数が多い)にさして植える。
    (7m÷0.3m=21本 全部で42本)。畝の関係で20cmと30cmの2種類の間隔にした。
苗を植えた後潅水するがその上に敷き藁をすると根着きが早い。
定植後80日ぐらいで伸びた蔓の途中から出た根は切り取る。長く延びた蔓を切って7月頃植えてもそこから芋が取れる。
         

実際の出来具合
苗は50本単位で販売されている。品種は関東で多い紅東、関西で多い鳴門金時、その他約11種。苗が販売開始されるとすぐに無くなるので必要な品種は早めに買っておく。今年は鳴門金時を4月28日に植えた。植えた翌日は快晴だったので、苗の葉はぐったりして枯れているような感じ?。夕方に潅水して、翌日には少し回復したが、その日も快晴だったのですだれで日よけをした。多少の効果があったが、やはり葉はぐったり。何時しっかり根づくのかな?。暫くは毎夕潅水してがんばるしかない。

5月11日苗を植えてから約2週間、もう潅水しなくてもしっかりと根付いた。新芽も成長してこれからはほって置いてもいいので結構楽な野菜である。


5月29日蔓の先が延び始めた

6月15日成長が順調で葉が相当茂ってきた。ジャガイモと同じで収穫までの手間はかからず、周辺の草取りだけで育つから造りやすい野菜である。
茎や葉の成長は順調で伸びるところが狭くなってきた。一部は畑を越えて道路のほうにまで茎を伸ばすようになってきたので、つるの先端を内側に向けるようにしている。

8月25日試し掘りをするため、畝に手を入れてみた。まだ小さいようであったが1株だけ掘って見ると、やはり小さいのが少しだけ収穫できた。

9月19日収穫
右側 本来の苗から育ったもので大きなものが4個
左側 苗から伸びた茎が途中で土に根を下ろし、そこから
    芋が成長したので小さいのが数多く

9月23日 孫たちと一緒に芋ほりをし、大きなのが収穫できた

9月26日 残った畝の収穫で夏野菜最後になった。
       下の写真は土を取った状態で、出来具合も上々

       大きいのに混じって小ぶりの芋がたくさん取れたが
       これが結構おいしくて食べごろサイズ。
       農家ではくず芋として捨てられる大きさと思う。
       しかし、我が家では重宝している。

九条ネギ
   
    3月下旬 苗を植えた。    4月24日少し成長     5月3日かなり大きくなる       葱坊主が出来始める
6月15日もう成長は止まってしまい後は食べるだけ。しかし茎は硬くなっているようでこれは捨てるしかないか。

ラディシュ
    
  3月30日種を播く      4月24日かなり群生      5月3日種を播いてから約35日        株も大きくなって収穫始まる  
  4月8日芽が出る       一部を一列に定植
3日おきに約30個づつ収穫でき、次第に収穫間隔が短くなって2週間後には全部完了した。大きいのは直径5cmぐらい、ちょっと収穫が遅れるとひび割れしてしまうので遅れないようにしなければならない。成長段階で間引きをしなければ、葉ばかり大きくなって根が成長しない。種を播く時は間引かなくてもよいような間隔にしておけば手間が省けるし効率もよいので来年は注意しようと思う。
5月28日最終の収穫を終えたが、最後は葉ばかり大きくなり根の太りは小さかったので、収穫は余り遅くしない方が良い。

インゲンマメ
                   
4月25日苗を定植        5月3日根も落ち着く       5月7日つぼみ膨らむ        5月16日花が開く    
買ってきた苗は蔓なしインゲンだった。背丈は低く小さいのに実をつけるのは早く予想外の成り行きになっている。
   
5月21日小さい豆の実が出来る     5月29日初めての収穫
つるなしインゲンは背が低く、すぐに収穫できるがその分、収穫量が少ししかない上に一段落するともう実がならない。次回は蔓ありにしようと思う。

ピーマン
4月18日から山武農業高校へ、一般社会人対象の野菜教室に通っているので、育成された苗を分けてもらった。
    
4月18日苗を定植        5月3日つぼみが出来始める  5月7日花咲く       5月16日最初の実     5月29日長さ約8cmに

  
6月19日順調に実をつけ始めた    1週間で収穫できる量です                7月22日結構食べきれないほど実が取れる
8月中旬、相変わらず沢山収穫できている。ピーマンは時期的にも長期間収穫できるという事が分かった。でもそんなに食べれるものでもないので来年は3株ぐらいにした方がよさそう。

果樹
庭に植えてある果樹の花から実が大きくなっていく様子を捕らえた写真

5月1日 つぼみ 花が開く(5/12) 実がつく(5/19) 少し大きくなる(6/8) 大きさ最終か(10/1) 収穫直前(11/26)
ミカン
甘ナツ
今年は木も小さい上に、植え替えた最初の年でもあるし、実付が悪く2個だけである 残念ながら受粉が十分でなかったためか落果してしまった 梨の木が秋なのになぜか花が咲いた。
昨年も狂い咲きしたので春には咲かず、実も付けなかった。
ブルーベリー つぼみは沢山ついているが、咲いた状態とつぼみの区別が難しい。 相変わらずの大きさでこれ以上大きくならないかも?