4月26日 成田発 18:10 JAL869便 
       北京着21:15 時差1時間
    
航路

   27日 郊外

         頤和園(イワエン)
         明の十三稜
         万里の長城
   28日 市内
         天壇公園
         天安門広場
         故宮博物院
         景山公園
         南鑼鼓巷
         胡同(フートン)
   29日 北京発 8:25 JAL860便
        成田着 13:00

頤和園(イワエン)
北京市内から北西に25Kmのところにあり、乾隆帝が母の誕生日祝いに1750年に造営したもので、皇帝、皇后、妃が、憩いの場として足しげく通っていたところ。1860年、アヘン戦争の時代英仏連合軍に焼き払われましたが、1886年になり、西太后が海軍の軍費3000万両を流用して再建し、頤和園と名を改めた。この流用した費用のため財政危機を招き、清朝滅亡の原因になったとも言われている。1900年になって、再び八国連合軍に破壊されたが、1902年に改めて修築し1924年に一般公開される公園となった。この公園面積の3/4を占める昆明湖(人造湖)とその時掘り出した土で築かれた万寿山の織り成す景色は素晴らしい。
 

  
今回一緒に旅行している家族全員                   仏香閣は湖を掘った土で作られた山の上に建っている
  
地面に筆の形をしたスポンジに水を含ませて書いている人が何人もいる  昆明湖周辺には廊下があって天井には絵が描かれている
  
色んな建物の前に置かれた銅像は架空の動物ばかり  龍や麒麟、獅子など

明の十三稜
明の十三陵は皇帝13人を葬ったお墓群で北京の西北郊外、市の中心から約50Km離れた燕山の支脈・天寿山の南麓にある。中国に現存する最大の皇帝陵墓群である。今回見学したのは長稜、定稜の2箇所で長稜の入口には亀の像があって頭に触ると悩みが消え幸せになるとか?
 

 

 
定稜の内部地下宮殿には一本の柱も梁もなく、天井はすべて石をアーチ型に組んだものである。後殿は最も高いところが9.5メートル、ほかの殿堂も高さ7メートルを超えている。その工芸技術は、中国古代建築においても最高レベルにあると言われている。お札を置いているのは豊かで幸せになる願いを込めているらしい。午後1時ごろには写真の量がたまっていて毎日夕刻には回収されるとか。
  
玉座                                 階段の中央には上り龍           駐車場では物売り

万里の長城
月から見える唯一の建築構造物と言われる万里の長城。北京を拠点に観光としてメジャーな「八達嶺」は北京から約60キロ離れた居庸関の北に位置する

八達嶺は明の時代に改修されたもので、しっかりとした姿を残している。入場料は45元(約500円)で中に入ると道は左右に別れ急な勾配の男坂、比較的緩やかな女坂。我々は子供づれだし女坂へ。ところがどっこいかなりきつい、手すりに掴まらないと昇れない。限られた30分では最初ののろし台までがやっとだった。
万里の長城は北からの騎馬民族侵入を防ぐため造られたもの。北側の壁が少し高く、銃眼があいている。壁は煉瓦つくりで積み重ねており、かなり整備されているが維持は大変であろう。当日も左官が土を塗って修理していた。




 

 

 

 


天壇公園

天壇公園は、1420年に建設された中国最大(270万平方m)の壇廟。北京城の南東に位置し、明・清の皇帝が毎年豊作を祈った場所。毎年冬至に豊作を祈る儀式を行い、雨が少ない年は雨乞いを行った。1998年世界遺産に指定された。
  

  

    

天安門広場

北京と言えば、まず思い浮かぶのが天安門。こがね色の瑠璃瓦、ベンガラ色の城壁、護城河といわれるお堀の白い大理石の欄干が印象的な城門は、北京のシンボルでもある。中央の門の上部には中国の初代国家主席毛沢東の像が掲げられ、楼閣の上部には国章が飾られている。天安門広場は都市の広場としては、世界の著名都市の中でも最大規模の広場である。南北方向の長さは880メートル、東西方向の長さは500メートル、面積は44万平方メートル。毎朝、荘厳な五星紅旗が旭日が昇ると同時に掲揚され、夕日が沈むと同時に降ろされる。広場の北側には天安門、西側は人民大会堂、東側に中国歴史博物館と中国革命博物館、南側は人民英雄紀念碑と毛主席紀念堂。そして毛主席記念堂の南側は正陽門となっている
この天安門は故宮博物院の入口になっているので、南から進んで地下道をくぐり天安門を目指すとうまく観光できる。この日は中国でも連休最初の日になったため、ものすごい人で混雑していた。
毛主席紀念堂
 
天安門
 
人民大会堂と人民英雄記念碑                                      中国歴史博物館と中国革命博物館 

景山公園
明代に紫禁城を作ったとき、元の宮殿であった延春閣の跡地に、堀を掘った時の残土で五つの峰を形成する形に作られた。景山公園は故宮の北側にある人工の山。風水では北から邪気がやってくると信じられており、それから居城を守るため作られたといわれている。
 

故宮博物院
故宮博物院は明・清両王朝の宮殿建築と宮廷収蔵を基礎として設立した総合的な国立博物館である。
          

紫禁城は南北961メートル、東西753メートル、敷地は72万平方メートルの規模を誇る。高さ1Oメートルの城壁に囲まれ、その外に幅52メートルの濠がめぐらされている。四面に城門があり、南の午門は現在、参観者の入り口であり、北の神武門は出口となっている。紫禁城には、南北に通る中軸線に沿って宮殿建築が配置され、左右対称につくられている。赤い壁に黄釉の瓦をいただき、柱や梁の表面は文様や彫刻で埋められ、きらびやかである。数多くの宮殿や楼閣からなる建築群は、壮麗で、雄偉である。朝日と夕暮れの中の紫禁城は幻想世界のようで、ひときわ美しい。
  
    ラストエンペラーでも有名な紫禁城
   
  玉座                     色んなところで見かける想像の動物たち
  
              景山公園から見た紫禁城全体。人が小さな点にしか見えない

南鑼鼓巷
ここはずっと「富裕層の住むところ」だった。高位高官や貴人、社会の名士、明代の将軍から清代の王、北洋政府の総統から国民党の総裁、文学の大家から画壇の巨匠に至るまで、どの「胡同」(路地)も歴史の足跡をとどめている。元の国都だった当時の建築物が、歴史的遺跡として極めて完全な形で残っている。南北に走り、長さは約800メートル。東西にそれぞれ8本の胡同が整然と並んでいる。細い路地の両脇では色んな商品を並べて売っているが、時間も無かったので中身を吟味することは出来なかった。なにしろ人が多くガイドからは貴重品に気をつけろといわれて、ただ眺めて歩いただけであった。
   
   どうやら頭につける飾りのようだがよく分からない

 
  北海道産ジャガイモではないか?と串焼肉の売っている店には人だかり

 
    ファーストフードやアイスクリーム
    
  小物を沢山置いていたり、大きなぬいぐるみも売られている

胡同(フートン)
古くからの北京の街並みを残しているところで、旧城内を中心に点在する細い路地(日本で言う横丁)を指す。最近は自転車タクシーを使った胡同巡りが注目され観光スポットとして賑わっている。
 
レンガ造りの平屋が建ち並ぶ迷路のような路地を観光すると、地元の人々の日常生活を垣間見ることができる。少しでも古い中国を見たいなら、今のうちがおススメかも。北京の市街地では、胡同はその面積の三分の一を占めていて、人口の約半数を占める人々がそこで暮らしている。胡同では昔と変わることなく今でも、庶民の生活が営まれている

  

その他の街中
  
2008年オリンピック会場 通称蜂の巣                      ハードロックカフェ
      
北京空港の待ち合わせ場所                 西太后の肖像画           北京ダックを調理している 
 
シェラトンホテルの玄関で

 
朝早くから道路わきのお店は朝食を売っている                意味の分からない不思議な形をした石が公園内に
 
シェラトンホテルから歩いて2分のところにある川                       9時ぐらいになると公園では50代以上の人が太極拳
 
天安門の側には大きな噴水と獅子の像                     休日前なのに大勢の人がきている
 
万里の長城を修理をしている左官職人                      紫禁城をバックに記念撮影
   
いまや珍しくなったトロリーバス                     天安門の中央前は入れないので広さを実感できる
 
地下鉄入口                               観光地のお土産店

全体的な感想
1.今回の旅行は日程が短い割りにハードであった。どの世界遺産に行っても歩く距離が長く、初めて子供と一緒だったため特に万里の長城は厳しかった。
2.最初の夜、現地オプションで雑技団のショーを見たけれど、これは結構楽しめた。撮影禁止のため写真やビデオは紹介できない。
3.食事は思っていたほど美味しいものではなく、上海料理とか四川料理など名前は変るが内容は殆ど変りなし。旅行費用を考えるとこんなものかも
4.通貨は現地ホテルで両替が可能。自動両替機もあって便利
5.ホテルでミネラルウォーターを毎日1本用意してくれるが、日本からも数本持っていくほうが良さそう。
6.トイレは心配していたが、思っていたほど悪くなくきれいである。これもオリンピックのお陰らしい
7.町の空気はいつも曇り空のようなスモッグ。特に風の弱い日はひどいくマスクは必需品だが、強い空気はきれいだが万里の長城で苦労する
8.交通渋滞が激しく予定どうり中々観光が進まない。我々のバスも途中で接触事故を起こし、おまわりさんが来て相手と示談成立まで動けない。
  面白いのは示談が成立すると悪いほうがお金を払ってそれで終わり。事故証明も反則点数も無し。我々の事故は約20分で解決
9.中国の連休付近はものすごい人数が地方から北京観光に来るので絶対避けるべき。
10.ガイドの必ず連れて行くお土産店は値段は高い上にあまり必要でないものが多い。しかも一般的なお土産を買う時間が無いのでガイドがバス中で斡旋するお土産を買わなければならないようにスケジュールされている。
   案内される店はお茶、マットレス、絹の布団、陶器など高価なものばかり
11.入場券や登城証明書



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