2008年4月21日〜27日
1日目 成田発18:55 JO076便 オアフ島ホノルル着6:50
     ホノルル発8:50 HA303便   カウアイ島着9:27
       ワイルア川遊覧シダの洞窟

2日目 カウアイ島発8:32  HA124便 オアフ島ホノルル着9:02 
     オアフ島ホノルル発9:32  HA520便  マウイ島着10:09
       イアオ渓谷ラハイナの街さとうきび列車
     マウイ島発17:15 HA543便  オアフ島ホノルル着17:49
     オアフ島ホノルル発18:20  ハワイ島着19:11

3日目 黒砂海岸コーヒー園キラウエア火山虹の滝

4日目 ハワイ島発8:35  オアフ島ホノルル着9:17
      カメハメハ大王像イオラニ宮殿ダイヤモンドヘッド火口
      真珠湾ビジターセンターモアナルアガーデン


5日目 イルカウォッチング

6日目 オアフ島ホノルル発13:00 JO073便
7日目 成田着16:25

久しぶりに水と食べ物に気を使わなくてもすむ綺麗なところに行った。時間的にも行きが6時間50分、帰りは7時間50分と飛行時間が比較的に短く楽な旅といえる。ただ東に向かって飛ぶので夕方出発し早朝に現地到着、すぐに観光と言うスケジュールのため体力的にはちょっと厳しい。これに反して西に向かうときは必ず朝出発し、夕方着そしてその日はホテルで寝ると言うスケジュールは体に優しい旅になっている。どちらも時差があることには変わりないが、どちらかと言えば西の方が楽なように思う。

 
日付変更線を超えるので、夕方出発して到着したその日は同じ日付の早朝。単純に考えると時間の逆戻りになり不思議な気がするし、帰りは昼頃出発して到着するのは次の日の午後。夜がどこかにいってしまった感じはやはり不思議。相変わらずアメリカの手荷物検査は厳しく、旅行かばんのロックは検査のためしてはいけない。しかも機内持ち込みの検査では靴を脱ぎ、上着と帽子にズボンのベルトまで外して検査を受ける。これを国内線でも当然毎回受けることになり、今回は8回の経験をしたが大変だった。

カウアイ島
ホノルル経由でカウアイ島に到着後、最初に観光したのはワイルア川遊覧船でシダの洞窟を目指した。流れの緩やかの川を船でゆっくりと上流へ、船上ではフラダンスを観賞しながら両側の原生林やカヤックを楽しむ人たちを眺めてシダの洞窟前の船着場に到着。この島は雨が多いということで有名だが、その大雨のためにシダの洞窟がつぶれそうになって現在は洞窟内への立ち入りは禁止になってしまった。有名芸能人がここで結婚式を挙げたとかで一躍有名になったが、当時のシダはもっと長くぶら下がっていたそうだ。今は非常に短いとしか思えない状況、と言うことでちょっとがっかりな観光地
  
遊覧船                             船内でのフラショー                   ワイルア川
                
ワイルア川の標識                                                       カヤックをする人
      
カヤックを楽しむ人たち                     シダの洞窟前                 背景にあるシダを望遠レンズで拡大

      
洞窟前の船着場                        ワイルアの滝(といっても水量は少ない)     ハマユウの一種
   
バナナの花          パパイアの実              トカゲ                  ひよこを連れた鶏
船着場横の階段を上るとすぐのところにシダの洞窟展望台がある。展望台といっても下をのぞくのではなく、洞窟手前に設けられた木製のテラス。どちらかというと洞窟に入らないように設けられた柵の様なもの。テラスの前は崩れ落ちた岩石などが散乱していて洞窟が危険であることを示している。このような状況で全員はそこから引き返し、途中の植物などを眺めて船着場に戻ることに。川を下って帰ろうとしたときバスの側にはひよこを連れた母鶏がうろうろ。自然界にいる鶏らしい親子だが誰も捕まえようとはしないのかまったく驚かない。

マウイ島
今日はカウアイ島からマウイ島への移動。ハワイの島間移動はすべて航空機を利用、距離的にはそんなに遠くないが必ずホノルルを経由して移動するため、約1時間30分必要。島間の飛行時間は約30分、乗り継ぎに30分と言う具合。そこで早朝から空港へ行って、例の手荷物検査からセキュリティチェックを受けなければならない。航空機はボーイング717型で主翼にはエンジンが無く、後部尾翼下に配置された昔日本でも良く見かけた727型に良く似ている。機材は比較的新しく最近製造されたものらしい。ハワイ内部はすべてこの機種のようだ。









飛行機からのカウアイ島           オアフ島                      マウイ島
マウイ島の飛行場からバスでイアオ渓谷を目指した。この付近は雨が多く当日も少し雲がかかっていた。左側にはイアン・ニードル(高さ675m)と呼ばれる奇岩があり、長い間の水の浸食や火山活動で出来上がった。途中にはいろんな種類の木があって、木の途中から根が何本も下に向かっているのが珍しい。また教会もヨーロッパと違いこじんまりとしたのがハワイらしい。
    

サトウキビ列車
は昔サトウキビの収穫用に作られた運搬用列車で、ラハイナの町とカアナバリの間約10Kmを約30分かけてゆっくりと走っている。周辺にはゴルフ場やサトウキビ畑、海岸沿いなどあり、景色を楽しむことが出来る。日本でも良く見かけるトロッコ列車と同じで、ただ機関車はSLという違いがある。(左は乗車料金、下は乗車券)

  
終点に着くと先頭の機関車を切り離し、線路を使って機関車の進む方向を変える作業も興味深い。

切り離した機関車が前進 右側の線路にバックして左から右へ 線路を右に前進して左から右へ 客車と機関車が連結され前進

サトウキビ列車の始発駅があるラハイナの町は、昔捕鯨基地として栄えた港町で釣りを楽しむアクティビティが盛んである。その日は釣上げた1mぐらいの大きな魚を見せてくれた。
 

港の近くにはバニヤン・ツリーと呼ばれる高さ20mもある大きな木があって、ハワイ最大の木として有名である。これはキリスト教布教活動50周年を記念して1873年に植樹され、現在はのんびり過ごせる休憩スポットとして多くの人たちに利用されている。そのひとつに椰子の葉で器用に篭などを作っている人がいた。

しばらく見ていると椰子の葉で作られた、左の写真のようなバッタをくれた。






この公園近くの博物館前に意味が分からない銅像があったのでとりあえず写真を撮った。
この後ハワイ島へ移動するため、またホノルル経由の飛行機に乗ったが、オアフ島(ホノルル)とハワイ島の中間にあるマウイ島からでは一旦戻って、次にマウイ島を越えてという行程のため時間とお金でなぜかもったいない気もする。

ハワイ
キラウェア火山
ハワイの神話に登場する火山の神ペレは最初カウアイから始まって、オアフ、マウイと移動して現在はハワイ島で活動している。世界遺産にも登録されていて活発に活動する溶岩などを近くで見れると期待していたが、あいにく風向きが悪く空気中の二酸化硫黄濃度が高いため危険だと判断されて国立公園内は閉鎖。午前中に一旦入場できたのだが、火口近くには近寄れずそのうち閉鎖になったので公園内から強制退去を命じられ、止む無く出口に向かった。予定では昼食を公園内で食べることになっていたが、それも出来ず下山して道路わきのファーストフードで済ますことになった。このような状況は今年に入ってからたびたび発生していて、火山活動が活発になっているようだ。翌日の新聞でもこのニュースが取り上げられ、公園が閉鎖されたことを報じていた。

   水蒸気を吹き上げる地面 

一面硫黄が含まれた水蒸気のなかを歩く観光客



左側の地図でボルケーノハウス近くから火口をのぞくが、一面水蒸気で火口は見えない。しばらくして退去命令のため公園を離れ入口の看板前で写真を撮る。本来は右のような溶岩が見えたかもしれない

ハワイ島を観光した小型バス

黒砂海岸
海に流れ込んだ溶岩が急激に冷やされたため、砕けた溶岩が砂になって出来た海岸。午後になると海亀が現れて休む姿が見れる。亀は大切に保護されており、海岸で見かけても亀の4.5m以内に近づくと罰金と言う法律もある。立て札が設置されていて注意が必要
















海岸沿いには浦島太郎ではないが、亀の背中に乗った人の彫刻もあって亀が主役だ。
  
亀の大きさは長さが1mぐらいありかなり大きい。なぜ海岸に上がってくるのか分からないが、岸辺にじっとしている。しばらくの間休憩したらゆっくりと海に帰っていく。この間人に驚く状況でもないのは、近寄らないと言う保護政策が功を奏しているようだ。

虹の滝コーヒー園も観光コースになっているが、虹の滝は普通の滝、コーヒー園はコーヒーの木を見るわけでなくコーヒーを販売しているお店だった。KONAコーヒーはハワイのコーヒーとして有名だから、いろんな種類のコーヒーを試飲させお土産を販売している。ポットはその種類ごとに入れてあるコーヒーで、その店の庭みたいなところに数本のコーヒーの木がサンプルとして植えられているのがコーヒー園であった。変わったところでは道路工事の交通整理をしている人が持っているプラカードは表にSTOP、裏にGOと書かれていてそれをうまく操作して整理をしている。
    
虹の滝                       工事の人                       ミニ小錦と思えるバスドライバー
    
試飲用のポット                   コーヒーの木                      コーヒーの実

ホテル周辺の観光地
  
カマハメハ1世が晩年住んでいたといわれる草葺の家が、アフエナ・ヘイアウとして海の中に復元されている。周辺の海では子供たちがカヌーで舟遊びをしていた。またカラカウア王が別荘として使ったフリヘエ宮殿が道路わきにあり結婚式として今でも使われている。

ルアウディナーショー
ホテルではフラダンスやサモアのファイアー・ダンスなどのショーが開かれた。ショーの始まる前に料理のひとつ豚の蒸し焼きを取り出すところを見せ、バイキングスタイルで食事が始まる。会場はホテルの宿泊客以外も参加しているのか、約200名ぐらいが集まっている。夕暮れ7時ごろから始まり8時までの約1時間、フラダンスで始まってマオリの踊り、サモアのファイアー・ダンスとかなりにぎやかなショーである。
     
砂を取り除く        被せたシートが見え出す   砂が綺麗に取れた     豚の蒸し焼き      網の上に載せる    運んでいく

  
ショーを演じるダンサーたち                     ファイアーダンス              フラダンスの踊り子と

ハワイ島には東海岸側のヒロ空港へ着陸し、出発は西海岸コナ空港からホノルルへ向かう。さすがに地方空港だけあって建物はすべて平屋、ゲート近くの広場にはフラダンスをする像やティキ像(神像)があって、ゲートもベンチが置かれているだけ。しかもゲートから歩いて飛行機まで行き、タラップを使って搭乗というから設備はいまひとつ。成田からの直行便も運行されているらしいが、国際空港らしくない規模である。

オアフ
ようやくハワイの中心ホノルルへ到着して、早速観光開始。例によって有名なところほど観光としてはつまらない。まずは真珠湾ビジターセンター、ここは海軍敷地内ということでセキュリティーが半端じゃなく厳しい。持ち込めるものは検査員の目に見え、危険物と判断されない範囲内だけ、たとえばウェストバッグ、バックバッグはもちろんペットボトルなど液状のものは禁止、と言うことでカメラを裸で持ち込めるだけ。中に入ってもそんなに厳重にしなければいけない理由が分からなかった。真珠湾攻撃のときの写真、真珠湾から見える軍艦や沈没しそうな潜水艦などがあるだけ?

















電器会社のコマーシャル”この木なんの木、気になる木”で有名なモアナルアガーデンは日本人がいるだけで誰もいない。この周辺の土地を持っている人が、土地を売却しようとしたとき、この木も切られる運命にあったところ約4000万円で電器会社が購入して、その姿が残ったと言う話は何とも不思議?
                   
州最高裁判所前に立つカメハメハ大王像は1795年ハワイを統一した初代の王で、ダウンタウンに設置されている。観光スポットであるため多くの人でいつもいっぱい。道路を挟んで向かい側にカラカウア王が建設したアメリカ唯一のイオラニ宮殿がある

 

ハワイといえばホノルル、ホノルルといえばワイキキであるが、ここに来ている人たちはみんな海を楽しんでいる。今回は波際まで近づくだけで泳いでいる人、サーフィンを楽しんでいる人たちを眺めていた。ワイキキ通りの中心部にあるヂューク像は、オリンピック自由形金メダリストで世界にハワイとサーフィンを紹介した人だけにレイがいつもかかっている。ワイキキ周辺にはいろんな見所があってすべてを網羅することは2日ぐらいで足りるわけがない。とりあえず行ける所だけ回ってみた。ダイアモンドヘッドの火口内に行ってみたが周囲を小高い丘で囲まれているだけでもう一つ火口というイメージはわかない。やはり遠くから見るのが一番良いようだ。周辺道路沿いのお店には面白いところがあって、インターナショナルマーケットもそのひとつ。入ってみるとブランド店と対照的なアジアの庶民市場を感じさせるお店が続きお土産が所狭しと並んでいる。
ヒルトンホテルでは毎週金曜日の夜、フラダンスやファイアダンスのディナーショーがあって、ダンスの最後には花火も打ち上げられ食事と共に楽しめる。ヒルトンホテルは食事や買い物が出来るいろんなお店がそろっていて、ヒルトンハワイアンビレッジと呼ばれるエリアが出来上がっている。

ワイキキ







    サーフボードの置き場

イタリアでよく見かけるパフォーマー        ヂューク・カナハモク像         ワイキキ海岸

  
ヒルトンホテルからダイモンドヘッド         ホテルの窓から見たヨット            ヒルトンホテルの入口

  
アラモアナセンター近くの公園          ワイキキ近くのインターマーケット内で生花レイを作る店     インターナショナルマーケット中心部
ハワイに来ると必ずアラモアナセンターでブランド品の買い物をする人が多い。広さと日本人の多さにびっくりしてハワイに来ているとは思えない。近くの広い公園には大きな根が上から降りている変わった木があったり、ゆったりとした空間が楽しめる。

イルカウォッチング
今回の最大の観光はこのイルカウォッチング。中型の双胴船で比較的揺れも少なく、イルカのいそうな場所へ進む。乗り込んだときはお客さんも少なく、女性船長も準備に忙しそうだったので、ちょっと操縦席に入らせてもらって記念撮影(もちろんハンドルを握っただけ)。途中小錦の家を遠くの海岸に眺めながらイルカを探しながら(ソナーを使うとイルカの聴覚に害を与えると言うことで目視のみ)進むと、前方の小型船近くにいると情報があり速度を上げて進む。かなり近づくと20匹近くのイルカが小型船周辺に群がっている。イルカは遊び好きでどちらかと言うと船に寄ってきては前を泳いだり、横でジャンプしたりする。海の水が綺麗なため近づくと深みを泳いでいても見える。イルカは集団で行動するため、船に近づいたり離れたりしながら本当に遊んでいるように見える。約30分近く眺めていたが、イルカのほうで飽きてきたのか離れていってしまった。その後船内でゆっくりと焼きたてのハンバーガー軽食を食べて寄港した。
  
双胴船                       船内の2階部分                      操縦室
   
船の前方を泳ぐイルカたち               船の横を平気で泳ぐイルカ               小型船の周辺に群がるイルカ











 
                水中に見えるイルカとジャンプするイルカ


   肉を焼く船員

ハワイでの食事
ハワイといえどもアメリカ、食事は肉とハンバーグが中心、時々シーフードも出てアジアと違い食べやすい。なんといっても水が飲めるのはとてもありがたい。しかもパッケージ旅行だから好きなものを選べるバイキング方式のためお腹を壊すこともなく過ごすことが出来た。
それにレストランではコーヒーや紅茶も出るが、カップの大きなこと。それを飲むだけでお腹が一杯になりそう。







  

  
 

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