9月28日 成田発 12:00 JL401 ロンドン着 16:35
29日 湖水地方 ウィンダミア湖上遊覧、ライダルマウント
30日 リバプール大聖堂、マシューストリート
アポン・エイボン市内、シェイクスピア生家、ヘンリーストリート
1日 コッツウォルズ地方 バイブリー、バートンオンザウォーター
マナーハウス、レイコック、カッスルクルーム
2日 ストーンヘンジ、
ロンドン市内車窓観光 ロンドン塔、ビッグベン、バッキンガム宮殿
テームズ川クルーズ
3日 大英博物館、ナショナルギャラリー
4日 ロンドン市内入場観光 ビッグベン、バッキンガム宮殿
セントポール寺院、ロンドン塔、タワーブリッジ、リージェント公園
ロンドン発 19:15 JL402
5日 成田着 15:00
定刻12:00発JAL401便は順調に飛行。途中シベリア上空を経由してモスクワを過ぎたころから南下してロンドンを目指す。ロシア上空約10,000mから見た大河は大きな曲がりをしているのが眺められる。(写真の下が北で上に向かって流れている)
2回出された機内食は成田を出てから2時間後とロンドン到着2時間前であったが、今回の座席位置は最後列をWebチェックインで選んだため回ってきたときには1種類がなくなっており種類の選択は出来なかった。どちらにしてもJAL再建の途中で経費節減のためかかなり質の低下は仕方ないところ。最初のホテルは地方と言うこともあって結構豪華な内容、枕は3個、ベッドの広さはダブル、部屋の広さはゆったり。玄関前には飛行機。
湖水地方
蒸気機関車とウィンダミア湖上遊覧
ウィンダミア湖南端のレイクサイド駅からハーヴァースウェイトまでの5.6Kmを観光用に運行している蒸気機関車に乗った。始発駅には珍しい大きなふくろうがいて、人間に驚くこともなくきょろきょろしている姿に驚かされた。あいにくの雨模様で快適とはいえないがのんびりとした風景を見ながら、湖上遊覧の出来る港まで18分の旅である。
イングランド最大の湖であるウィンダミア湖は細長い全長17Kmもある湖で色んなコースを楽しめるが、今回の雨では船内の室内から霧にかすむ風景を窓越しに楽しむ以外出来なかった。出航する港近くにはピーターラビットの絵本で有名なビアトリクス・ポターの博物館があって色んなキャラクターとお土産やさんが出迎えてくれる。
日本では三○○○銀行のキャラクターとして有名であるため、イングランドのどんなところかと期待していたが、ちょっと思っていたのとは違った。これも天候のためかもしれない。この辺りの建物は薄く割れる砂岩で屋根も壁も出来ていて、日本では見られない光景である。
ライダルマウント
イギリスのロマン派詩人として有名なワーズワースが過ごした街で、現在そのまま保存されていて一般公開されている。素朴な構成の芝や花が咲き誇る庭はきれいに整備され、静かな詩人を思わせる。近くにはワースの墓があるセント・オズワルド教会や小さな川が流れており、鴨や白鳥など水鳥が遊ぶ田園風景がある。イギリスでも北部の湖水地方では野菜や穀物を生産している農地は殆ど見ることが出来ない。代わりに羊や牛たちが放牧されている
区切られた牧草地に沢山の羊
リバプール
ビートルズ
ビートルズ生誕の地として有名な港町。市内のいたるところにビートルズ関連の施設がある。
ジョン・レノンがリバプールにある孤児院をモチーフにして作曲し、ビートルズとしてヒットした曲と言うことでファンが訪問する名所となっている。入居する孤児が減少したことと、孤児のためには孤児院よりも里親制度のほうが好ましいとの運営側の判断から2005年に閉鎖された。建物の存続も心配されたが、その後2006年10月、祈祷や瞑想のための部屋を備えた修道施設として再オープンした。
ペニーレーン通りやジョンレノン生家、ビートルズショップなどファンが絶え間ない名所だが、私にとっては今ひとつ盛り上がらないかもしれない
リバプール市内
ビートルズ以外にも観光するところがあって、アルバートドックと言う名が示すようにかつては造船所で栄えた街である。イギリス最大の英国国教会寺院であるリバプール大聖堂はゴシック様式で1977年に完成。かの有名なポールマッカートニーが幼い頃この教会の聖歌隊オーディションに不合格になったという逸話が残されている。またビートルズが無名時代に出演していたキャバーン・クラブなどがあるマシュー・ストリートやビートルズの4人が壁面に立ち並ぶビルなども見られる。殆どビートルズ一色という町には間違いない。
リバプール大聖堂外観 リバプール大聖堂内部 大聖堂入口上に立つ変った像
アルバート・ドック
造船所があった跡と観光船に乗り込むための桟橋 街中交差点に並ぶ犬の形をした不思議なオブジェ
ビートルズ無名時代に出演したクラブ ビートルズ4人の像が立ち並ぶビル
ストラトフォード・アポン・エイボン
シェイクスピアが生まれ育った場所で生家など残されている。かなり老朽化しており保存されているとはいえ、これから何時まで持つのかなと思ってしまうぐらい。庭では薔薇などが咲いて大切に扱われている。その場所で若い俳優がロミオとジュリエットを演じて観光客にサービスしている姿も何か不思議な感じ!!。街中はシェイクスピアで観光客相手の賑わいを見せているし、きれいに整備されてもいる。
生家 内部
台所 ロミオとジュリエットを演じる俳優
きれいなアポン・エイボンで道化師の像 観光客でにぎわうヘンリーストリート
マナーハウス
マナーハウスとは、元来は旅行者のための宿として建てられたのではなく、貴族や領主が自分たちの住まいや別荘として建てられた館で、建物は古く客室も少ない。我々が宿泊したところはまだ冬が到来していないためか暖房設備が十分点検されていなくて働かない。そのため部屋を交換してもらったが、そちらも1台しか動作しないので少し寒さを感じながら2枚の毛布に包まって眠った。もちろん周辺にはお店もなく静かな夜を過ごすことになった。
コッツウォルズ
バイブリー
「英国で最も美しい村」とウィリアム・モリスに賞賛されたバイブリーの川沿いは、現在でも大変魅力的な場所のひとつ。14世紀に造られた「アーリントン・ロー」がこの村の景観を形作っていて、元来羊毛店だった場所が織工小屋となっている。この村の低い屋根と切妻壁の家並みは、まさにコッツウォルズ・スタイルを象徴している。
ボートン・オンザ・ウォーター
コッツウォルズの中心に位置し、町の中心をウィンドラッシュ川が流れるために「リトルベニス」の愛称で親しまれている美しい村。17世紀頃に建てられたコッツウォルズストーンの家や石垣などがすばらしい
この街並みを忠実に1/9のミニチュアにしたところを見学した。本当にうまく出来上がっていてロビンソンクルーソになった気分である。上が本物、下がミニチュア、写真で小さいほうを見ても本物と区別が付かない
レイコック
曲がりくねった通り道、そして切妻屋根と木造建築物が象徴的であるレイコックは、英国内でももっとも美しい村のひとつと称えられている。このあたりは中世期から18世紀の間に建造された古い家ばかりのため、1800年以降に建てられた家はこの村には1軒もない。レイコック大修道院は、見所も多数あり、しばしば時代劇のロケ撮影に使用される。最近ではハリポッターの映画撮影に使われていた。
カッスルクーム
美しい村を訪ね歩いて最後に来たのがここカッスルクーム。急な土砂降りの雨のためバスから降りるのをためらっていると、雨の神が可愛そうに思ってくれたのか小降りになったので歩き始めた。しかし雨の量が半端でなかったため急な坂道の続く道路は急流なって泥と一緒に流れている。なんとか中心部まで来たが、帰りの坂道を登ることが頭に浮かびあまり奥まで出かけられなかった。しかし車も殆ど通らない静かな街並みは今までと劣らないほどであった。現在1軒しか残っていない茅葺の家。道路の中央にマーケットクロスと呼ばれる四角垂の建物。ここでは市場が開かれていたとか。小さいながらも町のセントアンドリュース教会など15世紀から殆ど変らない石つくりの家が並ぶ。
ストーンヘンジ
イギリスの世界遺産といえばこれストーンヘンジ。ロンドンから西に150Km、約2時間バスで道路を走っていると突然現れた。周辺は牧草地で羊が飼われている広い平原にぽつんと石の塊だけが見える。到着すると観光客で一杯、料金6.9£を払って入場すれば日本語のガイドレシーバーを渡され、周囲は立ち入り禁止のエリアが設けられた観光客用の通路を反時計回りに回って番号順に観光する。それぞれの番号をセットするとその場で説明が流れる。昨日まで雨が多かったけれど今日は幸いにも快晴に恵まれゆっくり見ることが出来た。周囲を歩いて感じるのは殆ど同じように見えてしまうのは円形のためで、上空から見ると丸くなっているのがよく分かる。
目印の石
ストーンヘンジを半時計方向に回りながら各方向で写真を撮ってみたが、縦に細長い頂上中心部に尖ったところがある石を目印に見ていると少しずつずれているのが分かると思う。この尖ったところは上に石を載せるとき、載せた石の凹部と噛み合わさるようになっているから上の石は落ちない構造らしい。
下の写真の石はヒールストーンと呼ばれ、もともとは入口を示していた石でサークルの中心から見たときサークルの外だが夏至の方向にある。
知っ得く情報
1.ユーロ圏なのにポンド以外は使えない。交換は日本で行うこと。現地ではレートが悪い。
2.季節は十分に選んでも雨や霧が多いのはやむを得ないので笠は手放せない。
3.地方に行くとホテル内でのショッピングは出来ないし周辺にもお店が少ない。
4.ロンドンでの観光は沢山あるので自由行動時間はたっぷりあるツアーが好ましい。
5.地下鉄やバスで移動するときは事前に十分な検討をしておくこと。
6.バッキンガムの衛兵交代式を見るときは朝10時ごろに場所取りをしないと見れないし、途中で移動することすら出来ない。
7.ツアーについているロンドン車窓観光はあまり観光したことにならないので要注意。
8.ロンドン・アイの観覧車に乗るのであれば最低でも待ち時間30分、乗っている時間30分を計算に入れておくこと。
9.ロンドンの観光名所は比較的集まっているので徒歩移動が出来るけれど移動時間はかかるので考慮しておくこと。
10.大英博物館とナショナルギャラリーは無料だから何時も一杯。広いうえ人が多いので見るのも大変。
11.食事は美味しくないと聞いていたのだが、実際遭遇するとこれはどうしてこんなに薄味なのだろうと考えてしまう。
12.地下鉄は深さがかなりのものでエレベータの大きなものがあるし、階段を徒歩で行くときは時間がものすごくかかる。
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