11月2日 成田発 11:50 オーストリア航空52便 
        ウィーン着 16:00 時差−8時間
    3日 チェコ  チェスキークルムロフ

    4日 チェコ プラハ市内  プラハ城、旧市庁舎、
               カレル橋、黄金の小路

    5日 スロバキア プラチスラバ市内 ミハエル門、
          プラスチラバ城、エステルゴム、センテンドレ
                 
        ハンガリー ドナウ河ナイトクルーズ

    6日 ハンガリー ブダペスト市内 漁夫の砦、
            マーチャーシュ教会、英雄広場、
                  聖イシュトーバン大聖堂

    7日 オールトリア ウィーン市内 シェーンブルン宮殿、
              王宮、美術史博物館

    8日 ウィーン発 13:55 オーストリア航空51便
    9日  成田着
 9:30

今回の旅行は4ヵ国を駆け足で回り、行程としては結構きついものがある。ちなみに乗り物と移動時間を計算すると次のようになる。
飛行機に計約24時間、バスには計約24時間 なんと2日間は乗り物に乗っていることになる。ホテルでの睡眠時間、レストランでの食事時間、その他空港での待ち時間などを差し引くと観光するのはほんの少し。がんばってしっかり目に焼き付けないと・・・・・・・・・・
  1日目 東京成田空港  ウィーン空港 12時間10分  ウィーン市内
  2日目 ウィーン  チェスキークロムロフ 4時間50分   プラハ 3時間
  3日目 プラハ    ブラチスラバ 5時間30分
  4日目 ブラチスラバ  エステルゴム 3時間25分  センテンドレ 40分  ブダペスト 40分
  5日目 ブダペスト  ウィーン 4時間25分
  6日目 ウィーン市内 
  7日目 ウィーン市内  ウィーン空港   東京成田空港 11時間35分

日本に帰ってきてから分かったことだが、今回の中欧4カ国はハプスブルク家の歴史を追いかけて観光するようなものであった。特に有名な女帝マリア・テレジア、移り気で享楽的なマリーアントワネット、絶世の美女エリザベートについては、関連施設から良く分かるような気がした。


マリア・テレジア

マリーアントワネット

エリザベート



ウィーン (オーストリア)
機内で時間の過ごし方はビデオ、オーディオ、食事と限定されての12時間。オーストリア航空だから当然日本語の映画は少ない。ハリーポッター、ダイハードと2本見てもまだまだ有り余る。後は寝るだけと2回(出発1時間後、着陸1時間前)の食事して・・・・・・・・・・
  
ウィーンに到着した日は16時着で少し時間に余裕が出てきたし、気温は最高で9度と聞いていたが意外と暖かい。ホテルに着くと早速トラムに乗って中心部を目指したが、問題は日暮れが早いこと。添乗員から切符の買い方や乗り方などを教えてもらい、近くの地下鉄駅で1時間使用できる片道切符4枚(2人の往復分)を買い、乗ってみたが車内で放送される駅名は理解できない上、表示されている駅名も地図には載っていないのでどこを走っているか分からない。一緒に乗っている乗客に地図を指して乗り換える駅を教えてもらいながら、山の手線みたいに中心部を1周35分で周回するリングと呼ばれる電車に乗り換え、夜の観光をすることが出来た。
自動券売機はドイツ語以外に英語表示も選択できるので購入しやすい。切符の種類はいろんなのがあって乗換えが自由な1時間有効片道用、24時間有効な1日用、その他1週間などがある。また子供と犬用があるのにはちょっとびっくり。したがっていずれの切符も乗車したときに、車内の機械で乗車時刻を刻印しておく必要がある。切符を車内の券売機で購入すると手数料として0.5ユーロ取られるから注意。またドアーはボタンを押すと自動で開くのだが、日本のように待っていても開かない。乗車するときも同じで電車が来て止まってもボタンを押さないとドアーは開かない。


電車をバックにした街中
右手後ろにあるのはマクドナルドのMマーク
 
犬も乗れるマーク          優先席には固定用ベルト

        
        次はオペラ座駅の表示
   
  自動券売機                車内で購入した切符 2.2ユーロ

駅構内で購入した切符 1.7ユーロ

前日の夜の観光で電車の乗り方もマスターしたので、2日目の朝5時半ごろからツアー出発時間までの間、予定されていないスポットを観光するために出かけた。まだ日の出時刻ではないようで薄暗いが、電車は動き出していた。最初はオペラ座停留所を降りてメインストリートであるケルントナー通りをシュテファン寺院を目指した。6時過ぎだというのにまだ薄暗く、当然お店は開いていないし人通りも少ない。
シュテファン寺院近くまで来るとようやく空が明るくなり始めて、ライトアップされた寺院がうっすらと撮影できるほどになった。しばらく待ってようやく入場することが出来たものの、外からの光が入り込まないため内部は暗くステンドグラスも良く見えない。この寺院は800年以上の歴史を持つ、ウィーンのシンボルである。12世紀にロマネスク様式で建築されたが、ハプスブク家によってゴシック様式に建て替えられた。
ケルントナー通りを戻り、オペラ座駅からトラムに乗って王宮付近で下車、花壇で作られたト音記号の後ろに立つモーツアルト像やどっしりと座ったゲーテ像、東西南北を4人の騎士に守られた女帝マリア・テレジア像を見る。


オペラ座停留所

ケルントナー通り

オペラ座入場券窓口

シュテファン寺院

シュテファン寺院の内部

車窓での噴水と像(名前は不明)

オペラ座側面

車窓からのオペラ座正面

トラム停留場にある銅像(名前は不明)
 
モーツアルト像

ゲーテ像

マリア・テレジア像

チェスキークロムロフ (チェコ)
ホテルを9時出発と比較的ゆっくりとした時間なのに、チェコの南西チェスキークロムロフまでは国境を越えて約5時間の長旅、夕方のプラハ到着は大丈夫かな。途中の国境ではユーロ圏内だから何のチェックもなしにバスでそのまま通過。道中オーストリアの鉄道、高速道路から風力発電の風車群、国境の検問所などを見た。国が変わるとどこに違いが出るのか多少興味を持っていたが、最初に気づいたのは道路の舗装状態。オーストリアではアスファルトで揺れも少なく走っていたのが、チェコに入るとコンクリートのため継ぎ目が多くガタガタ音と揺れに悩まされる。数年前までは旧ソビエト連邦内の社会主義国家であったためだろうか。その上ユーロ圏とはいえチェコはまだユーロが通貨ではなく、コルナという単位。1コルナが約5円、コルナ×0.05=1ユーロだが、われわれが使用するところではほとんどユーロをそのまま使える。したがって両替の必要がないが、ガソリンスタンドやスーパーなどで買うとお釣りはコルナで返される。
    

チェスキークロムロフは1992年に世界遺産に登録された。現在まで中世の姿をそのまま残している町並みはゴシック様式、バロック様式、ルネサンス様式と13世紀から18世紀までの間、様々に増改築が繰り返された。しかしそれらの様式が不思議なくらいうまく調和していて、ボヘミア地方ではプラハ城に次ぐ大きさを誇っているチェスキークロムロフ城がある。街中の建物の壁は石で積み上げたように見えるが、実は影をうまく付けた絵で凹凸はなく平面壁が特徴である。


蛇行したヴルタヴァ川沿いに建つ街

平面に描かれた
立体感のある壁




ヴィート教会

 
スヴォルノスティ広場

チェスキークロムロフを観光後、同じツアーのメンバーで4人グループが自由時間後の集合時間に帰って来ないちょっとしたトラブル発生。捜索に約2時間を浪費して首都プラハのホテルに着いたのは10時過ぎ、なんとか食事時間の予約にギリギリ間に合った。出発前の不安が現実になってしまった。

プラハ (チェコ)
中欧に来てから天候の変化が早いのに驚かされている。朝晴れていると思えば、昼ごろ雨が降り出し、夕方には曇り。
2日目の朝も雨らしき天気から始まった。ホテルを出るときに西の方には雨雲、東に太陽という絶好の条件で虹が出た。昨日と違って今日は快適な旅行になって欲しい。現在でも一部が大統領府として使われているプラハ城は、城壁に囲まれた中に聖ヴィート教会や修道院、王宮などがありプラハのシンボルになっている。近くには錬金術師たちが秘薬を作っていた黄金の小路という通りがあって、兵士や召使たちの住居としてのカラフルで小さな家が並ぶ。


ホテル前に現れた虹

プラハ城

プラハ城入口に立つ衛兵

聖ヴィート大聖堂

プラハ城を背景にしたカレル橋の上

黄金の小路

カレル橋からようやくプラハ城全景を写すことができたが、聖堂や修道院のタワー先端がかろうじて見える。

プラハ城の出口になぜか骸骨を背負った人の像があった。意味していることは不明である。
 

  
橋の中央には他の聖人像に比べてひときわ目立った5個の星を持つ聖人がいて、その台座に触ると幸せになるというから、汚れはきれいに取れ光っている。その聖人像の周りはいっぱいの人だかりで順番待ちで触ってきた。その近くではパフォーマンスをしながらCDを売るおじさんがいたのでちょっと撮影。
またチェコでは国立マリオネット劇場があるぐらい人形劇が盛んで、お土産に魔法使いのおばあさんやお姫様の操り人形が売られている露天も出ている。

カレル橋の両端に建つ巨大なタワーゲートも立派で全景を写真に写すことは難しい。

   
カレル橋はヴルタヴァ川に架かるプラハ最古のゴシック様式による石橋で、長さ516m、幅9.5m、歩行者専用として観光の名所になっている。橋の上では様々の露天商、ストリートミュージシャンの演奏が楽しめ、橋の欄干に並ぶ30体の聖人像も有名。聖人像は酸性雨のためかすべて黒く汚れており、すべてを写せなかったし名前も分からないがその一部を紹介する


この聖人像台座に触る

旧市街中心の広場・・・ティーン聖母教会旧市庁舎などが周囲に建つ

ティーン聖母教会
 ティーンとは税関の意味で税関の前に立つ聖母教会という名称がついている
 写真の中央、2個の尖塔が立っている

旧市庁舎
 正午になると12人の使徒が姿を現すこの広場のシンボル時計塔
 写真の左側時計塔がある

馬車
 中世の面影を出している観光馬車の乗り場がある

ロココ様式
 壁に人や馬の動きを見事に表した建物

ヴルタヴァ川の東岸、カレル橋のたもとからこの広場一帯を旧市街と呼び、レストランやショッピングで若者たちが集まるプラハで最も中心となる場所。変わりやすい天気のためあいにく少し雨模様であったが、観光するのに差し支えないほどであった。
この後チェコを離れてスロバキアへ330km、バスで約5時間。途中の国境でもチェックなしで通過した。

  
時計塔                  観光馬車                       ロココ様式の建物                    

プラチスラバ (スロバキア)
観光客としては日本人以外あまり訪れないのではと思われるほど少ない。代表的な観光場所はブラチスラバ城だ。「ひっくり返したテ−ブル」の形をしているので、地元の人々に親しまれているこの城はマリア・テレジアが宮廷として使用していた18世紀ごろが最盛期で、女帝の死後衰退していった。現在の城は1900年後半に修復され、博物館として使用されている。城の城壁上から見たドナウ川にもユニークな形をした橋がある。
      

ミハエル門をくぐって街中に入る。18世紀後半にマリア・テレジアが街の更なる繁栄を考えて、この門を除くすべての城壁を撤去した。もともとゴシック様式だったが、玉葱型の屋根を持つバロック様式に改築され、ミハエルが竜と戦う姿を表した銅像が先端を飾っている。


ミハエル門

オペラ座

旧市庁舎

聖マルティン教会

街中の紅葉 あまり人がいない
第一次世界大戦前この地はハンガリー領だった。聖マルティン教会は歴代ハンガリー王の戴冠式が行われたところとして知られており、 1741年にはマリア・テレジアもこの教会で戴冠した。街中ではいろんな面白い像がいたるところに設置されていて、ちょっと不思議な街である。その一例を写真で紹介する。
スロバキアの首都ブラチスラバを出てハンガリーに向かった。距離はおよそ200Km、約3時間半の行程。途中国境を越えるが、今までと違って係官がバス内に乗ってきてパスポートをチェックした。同じユーロ圏でもそれぞれの国によって対応が違うようだ。旅行者としてはパスポートに記念のスタンプがもらえたのでどちらかと言えばラッキーであった。

エステルゴム (ハンガリー)                                                  
ハンガリーに入って最初の下車観光地は、エステルゴムというドナウ川が曲がり角になっている町。高さが100mもある大聖堂は1822年から建設が始まり途中独立戦争を経て1869年に完成した。中央にある大きな光窓のおかげで普通の教会より内部は明るく保たれている。最初の国王、聖イシュトバーンの頭蓋骨が展示されているが大人の割には小さめであった。大聖堂の裏手ドナウ川が一望できるところから、川の曲がり角やスロバキアとの国境になっているマーリア・ヴァレーリア橋も見ることが出来る。

大聖堂正面

中央のドーム下から

パイプオルガン

どくろ

中国製のお土産を売る店

ドナウ川の曲がり角と国境の橋

センテンドレ (ハンガリー)
芸術家たちが集まって出来た小さな街だけあって、個人の美術館や博物館がたくさんある。到着があいにく夕方でしかも少しであるが雨がぱらつき始めた。まず周りの聖アンドリュー教会やブラゴヴェシュテンカ教会を見学して、石畳の道をうろうろするとヘレンドの陶磁器を販売しているお土産の店を見つけて中に入る。
目的はその地を表現したタイルであったが、残念ながら見つけることは出来なかった。変わった磁器として動物があった。美術館といっても何が展示されているか分からないし、日本語の説明もないので見学はあきらめた。
 
聖アンドリュー教会           動物の磁器                      ブラゴヴェシュテンカ教会
センテンドレから約1時間、ブダペストに着いた夜ドナウ川をナイトクルーズ観光で楽しめた。パリのセーヌ川ほどではないが、鎖橋を初め国会議事堂、聖イシュトヴァーン大聖堂など、その他多くの寺院がライトアップされているのでとてもきれいである。

ブダベスト                                                             
ドナウ川をはさんで小高いブダ地区と低地で国会議事堂など政治経済が集中しているペスト地区に別れている。この2地区にかけられた橋が鎖橋で、夜間ライトアップして電球が鎖のように見えるためこの名前がついた。鎖橋の入口付近にゼロ地点と呼ばれる公園があり、ハンガリーの地図起点になっている。

ライトアップされた鎖橋夜景

ブダ地区から鎖橋入口(ゼロ地点)

ドナウ川に架かる鎖橋全景

ドナウ川西岸のブダ地区高台にある漁夫の砦、マーチャーシュ教会、王宮を徒歩で観光する。
漁夫の砦という由来は魚市場があった、または漁師が強固な砦を作って街を守っていたなど諸説があって定かではない。1896年建国1000年を記念して作られ、遊牧民族のテントに似たとんがり屋根を持つ建物で比較的新しい。屋上の展望台からはドナウ川をはさんでブダペストを一望できる絶好のビューポイントである。ここからマーチャーシュ教会への途中にはハンガリーの初代国王イシュトバーンの騎馬像がある。
マーチャーシュ教会はかわらの葺き替えなどの改修工事をしており外観を見ることは出来なかったが、模型が庭園内にあったので想像して内部に入った。1867年ハプスブルク家がオーストリア=ハンガリーの2帝国制にした結果、フランツ・ヨーゼフ1世がハンガリー王となるため、エリザベートとともに戴冠式が行われた教会でも有名。三位一体とは「父なる神」と子なる「イエス・キリスト」それに「聖霊」の3つは、尊さが等しく同一であるという意味で、教会の側の広場にその塔がある。
王宮は現在、美術館や博物館に利用されているが時間の関係で見学はなかった。13世紀にベーラ4世が最初に建築したが、その後トルコに破壊されたりしても、17世紀にはハプスブルク家によって再建された。

漁夫の砦

漁夫の砦よりドナウ川

イシュトヴァーン国王像と砦

工事中のマーチャーシュ教会

マーチャーシュ教会の模型
 
教会内部  ステンドグラス

国王が楽しむ狩の様子
 
三位一体像

教会の葺き替え中の屋根

王宮正面

王宮砦   右端は双頭の鷲

右手のテラスでマドンナが映画撮影した

ドナウ川をはさんで東側ペスト地区には国会議事堂、聖イシュトヴァーン大聖堂、英雄広場がある。
国会議事堂は5階建位の高さがあり、17年間の年月を費やして1902年完成した。中央にあるドームはルネサンス様式、全体的にはゴシック様式となっていて、中央ドーム内にはイシュトヴァーン国王の王冠が代々受け継がれ飾られている。残念ながら今回のルートには組み込まれておらず見学できなかった。
聖イシュトヴァーン大聖堂はハンガリー一番の高さがあり、約50年かかってネオルネスサンス様式で建築された。「聖なる右手」と呼ばれる国王の右手がミイラ状態で黄金に輝く祠に展示されている。側には係官がいて20フォリントの硬貨を投入すると2分間だけライトアップされ見学できるようになっている。
英雄広場にはハンガリーの守護神ガブリエル大天使が「聖なる王冠」を頭上高く戴く、高さ36mの記念塔が立っている。下に並ぶ騎馬像は、この地を征服した7つのマジャール族首長を記念して作られた。1896年建国1000年を記念して建設され、2002年6月世界遺産に登録された。

国会議事堂夜景

国会議事堂とマルギット橋

英雄広場
 
イシュトヴァーン右手ミイラが入った祠

聖イシュトヴァーン大聖堂
     

塔の上下を拡大した像
結構見所の多かったハンガリーブダペストを後にしてバスで一路ウィーンに向かった。途中国境通過時にバス内に係官が入ってきてパスポートをチェック、スタンプをバス内で1人づつ押していく簡単な入国審査で終了。ブダペストからウィーンまで240Km、約4時間半の行程であった。

ウィーン                                                                  
シェーンブルン宮殿
シェーンブルンは「美しい泉」と言う意味を持つ。ハプスブルク家の夏の離宮であるが、マリア・テレジアの命で黄色に塗られた。広大な庭園は四季の花が咲き、市民の憩いの場ともなっている。残念ながら当日は季節の変わり目で花はなく、小雨も降っていたので遠くまで行けなかった。内部は撮影禁止であるため写真はないが豪華さは言うまでもなかった。もっと驚きはその宮殿の3階には一部の市民が現在でも住んでいること。

バスの車窓より

入口

中庭

中庭よりの全景

中庭中央にある像群

宮殿より出口を見る

王宮
ハプスブルク家の歴代の皇族が住んでいたお城。現在は有名なフランツ・ヨーゼフ1世の妃エリザベート(別名シシィ)の博物館などに一部使用されている。皇帝の執務室やエリザベートの生活ぶりを知ることが出来る。シシィは乗馬を楽しみ、スペイン乗馬学校で技を高めたとも言われている。ハンガリーに良く出かけたシシィは巧みな乗馬でハンガリー国民から親しまれ、オーストリアから自立する足がかりとなった。

ハプスブルク家の紋章 双頭の鷲

スペイン乗馬学校
1572年ハプスブルク家が作った世界で最も古い乗馬学校で王宮に併設されていて、厩舎から馬専用の通路も設けられている。当日は時間的にも余裕がなく残念ながら白馬による集団演技は見れなかった。

乗馬学校厩舎

演技1

演技2

演技3

美術史博物館
ヨーロッパ3大美術館のひとつにあげられ、マリア・テレザ広場をはさんで向かいには同じ形をした自然史博物館がある。イタリアローマから始まりヨーロッパ絵画の歴史的な流れを見る様々な絵画が展示されている。ガイドから説明を聞いていてもその場で記憶できず、残念ながら作者と名前は覚えていない。
            

美術史博物館のメイン階段

その他の名所                                                         
ウィーン滞在中夕方、早朝の自由時間を使って周辺の観光地を回ってみた。ギリシャのアテナ女神像を前に、パルテノン神殿に似た建物が国会議事堂。少し離れたところにはネオゴシック様式の中央に高さ98mの塔を持つ市庁舎がある。さらにトラム1駅進むと白いモザイク屋根のヴォティーフ教会が見えてくる。夕方になってきたので教会内部には人気を感じない。トラムに乗ってカール教会の夜景を見ながらホテルに帰った。翌朝出発までの時間にウィーン西駅付近を散策して見ると街の教会(名前は分からないが大きさは相当でかい)の屋根を発見。早速見学したが早朝からミサに参加する人たち、とても静かな雰囲気で遠く後ろからしばらく眺めていた。

国会議事堂

国会議事堂夜景

西駅北側の教会

ヴォティーフ教会

カール教会夜景

市庁舎夜景


西駅北側の教会入口

ウィーン西駅と北側の教会

北側の教会 朝のミサ

ヴォティーフ教会の内部

ウィーン西駅
オーストリア国鉄の西駅がホテルから歩いて1分の近さ。駅構内やホームにも切符を買わなくて入れるため、スイス行きの列車にあたかも乗るかのような格好をして写真を撮った。不思議な光景は天井からさかさまにぶら下がっている人形。マリア・テレジア像はオーストリアのいたるところにあるが、駅の構内に突然現れる理由は分からなかった。

西駅コンコース

特急列車

スイス行き列車

西駅のマリア・テレジア

食事内容                                                               
さすがにヨーロッパ、ほとんどの国でごく標準的な内容である。特別変わった料理もなく、無難に安心して食べることが出来た。エジプト、トルコ、モロッコ、中国、アジア、メキシコ、ペルーなどに行くと必ずその地方の料理とか言って変わったものが出されるが、興味もある一方でお腹に大丈夫かなと心配しながらの食事もつらいものがある。ウィーンではアルプスのきれいな水が水道水で供給されているので、そのまま飲めると聞いたが旅行者としてはやはりためらってミネラルウォーターを飲んで過ごした。   
チェコ昼(チェスキークロムロフ)
 
  
チェコ夜(プラハ)
  
チェコ昼(プラハ)
 
  
スロバキア夜(ブラチスラバ)
  
ハンガリー夜(ブダペスト)
  
ハンガリー昼(ブダペスト)
  
オーストリア夜(ウィーン)
  
オーストリア昼(ウィーン)
 
オーストリア夜(ウィーン)

知っとく情報
1.11月初旬は気候の変わり目、初冬という時期のため天気が変わりやすい。気温も高いときは13度、低いときは5度。
     朝晴れていても、昼ごろにはにわか雨。絶対に雨具は手放せない。
2.時差はパリと同じ8時間だが東に位置している上、緯度が高いため日の出が遅く夕暮れが早いので、観光時間が短く4時半には暗くなる。
3.ウィーン以外の通貨単位は異なるが、多少割高になっても各国で両替する必要はなく、どこの国でもレストランでのユーロは使用できる。
4.観光は長時間の徒歩が多くスニーカーなど歩きやすい靴は必需品。
5.飲み物はビールやワインが安く、ジュースやミネラルウォーターは高い。スーパーで買うときはガス入りに注意(without gasがよい)
6.トイレもレストラン以外で有料のところがあって20〜50セント硬貨の準備をしておくこと。
7.中欧4カ国はもともとハプスブルク家としてひとつの帝国であったことから、他民族を受け入れてくれるのでとても親切。英語はほとんど通じる。
8.自由時間に観光するのならどの国でもトラム(市電)の乗り方を事前に研究しておくと便利。切符の買い方、停留所名、ドアーの開け方等。

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